職場の脇に、打ち合わせで来られた方が置いて行かれたエビアンのペットボトルがありました。テレビの横のちょうど目線が行く位置に置かれていたそのエビアンの文字を見て、頭の中がぐーーっと過去に戻りました。
大学時代に見た、「リアリティ・バイツ」という映画のワンシーン。「evianは反対から読むとナイーブ(naive)だ」っていうセリフがありました。
この映画、イーサン・ホークやウィノナ・ライダーが出ている青春群像劇的なものなのですが、当時の私は「reality bites」な現状に悩んだり自分を無理やり納得させようとしたり牙をむいたりする登場人物たちにすごく感情移入していました。
また、純国産な私はアメリカの学生のライフスタイルに新鮮味を覚えたりもしました。
サントラのCDも持っていて、よく聞いていたなぁ。
あれを見ていた頃の私と今の私は同一人物なんだと当たり前のことを改めて思いながら、今この場所にいることをとても不思議に感じたのでした。
あのエビアンのペットボトルを見て以来、私の奥底に潜んでいた何かがモゾモゾ動いています。