昨日は映画の日(1日)だったので、丸の内ピカデリーで映画『お買いもの中毒な私』を観てきました音符

原作は、Sophie Kinsellaの"Confessions of a Shopaholic"ですが、この著作にインスパイアされて製作された別のお話という印象もなくはなかったかな、良いとか悪いとかいう意味ではなく。


ファッション大好き買い物中毒の主人公ベッキー(レベッカ)が、ひょんなことから経済紙の人気コラムニストに。お金の大切さを説くベッキー、実は12枚のクレジットカードのローン返済が滞っていて取り立てにおびえる日々なんです。そんな主人公が次第に心を入れ替えて新たな自分になるっていうロマコメ系のお話でした。


この"Shopaholic~"シリーズを始め、"Can you keep a secret?" "Undomestic Godess" "Remember me?" などSophie Kinsellaのペーパーバックは好きでほとんど読んでいます。主人公は買い物中毒だったり、焦って嘘を嘘で塗り固めたりっていうどうしようもない(?)女の子たちなのですが、なんか応援したくなるような根っこの部分での正直さを持ってるんですよね~~きらきら


結婚を控えた身だからか、ローン返済が滞ってそれが世に知れ渡ってしまい傷心のベッキーにかけた、父親の言葉にホロっときました。お父さん、結婚当初からコツコツと貯金をしてようやく夢のキャンピングカーを買ったばっかりだったのに、自業自得な娘のために「この車を手放せば良いことだ」みたいなことをちらっと言うんです。あ~親って子供のためならそんなことができてしまうんだぁ、と感動してしまいました。


そして、うちの親もコツコツ貯めてきただろうお金を私の結婚祝いやマンション祝いとしてプレゼントしてくれようとしています。私はいまだにそれを受け取って良いものか決めかねているのですが、いろいろと苦い経験をした両親が老後の生活費を削って(そんなことは親は言わないけど)プレゼントしようと言ってくれているその気持ちが、これまで以上にありがたくて(そんなこと親には言えないけど)泣けてきました。そして、私は自分ではそんなに贅沢な暮しはしていないと思っているけれど、背伸びしてマンションを買って、それで親に心配かけて、とんでもなく贅沢で親不孝者なのではないかと思えてきました。


マンションはいろいろ考えた末の結果だし、買うことは決めたので、そういうマイナスな気持ちを持つことは、主観的にみたマンションの価値(?)を下げることになるので、今後は考えないにしたいと思いますが、こんな気持ちを持ったという事実は心の奥底の方にはしまっておきたいなって思いました。


映画って、こういう何か日常では思いつかないこと、考えが及ばないことに気付かせてくれる力がありますよね~。


次は何を観に行こうかなおんぷ