君と出会ったのはいつのことだったでしょう。

本当は覚えているけれど、君は知らないだろうね。

あれはずっと昔の話。


なんでそんなこと覚えているの?

笑いながら言う君。


それはずっと君の事好きだったからだよ。

それは言わないけれど、なんでだろうね。って笑う僕。


ずっと見てたよ君のこと。気づいていないかもしれないけれど

あの時初めて言葉を交わすそれよりもっと前から僕は君を好きだったんだよ。


不器用で幼くて、子供だった僕には君がとても大人に見えてとても眩しかった。

届かないと思っていたから見ていた。


僕も大人になって、君と一緒にいれるようになって、それでも君を見てた。

不器用でどんくさくてかっこよくない僕だけどそれを見て笑ってくれた君。

幸せな日々、君と僕の生活。


君にプロポーズしたあの日

雨が降っていたね。とてもドキドキして言いたいことも言えずに

しどろもどろな僕にうなずく君。

幸せな日々、毎日当たり前のように続くと思っていた日々

簡単に迎える結末。君がいないそれだけの日々に

何を見て僕は生きていけばいいのでしょう


夏の日差しは君の笑顔のように眩しかったよ。