采女 伝説上の采女 

 

古事記伝説

雄略天皇の御代に、「伊勢の国の三重の采女」が、宴会で天皇に捧げる盃に木の葉が入っていることに気付かず酒を注いでしまい、天皇の怒りに触れて殺されそうになった。そこで采女は即興で天皇を讃え繁栄を祈った歌を詠んだところ歌の出来が大層素晴らしかったで天皇が感心し命拾いをしたという記述が古事記にある。三重県四日市市には、采女という地名がある。



また、雄略天皇は実際に采女に手を出したこともあり、一晩を共にした采女との間に出来た皇女(春日大娘皇女(かすがのおおいらつめのひめみこ))が、後に仁賢天皇の皇后となっている。