角館のお祭り 曳山ぶつけ
曳山同士が交渉を重ねても、双方が下り曳山の場合などはお互いに通行権を主張し、話が折り合わないことがある。そうなった場合、交渉は決裂し、激突(山ぶつけ)に及ぶこともあり、さらにそれが時として深夜にまで及ぶこともある。
曳山ぶつけは上になったほうが勝利などというものでは無く、交渉によって決着する。交渉によって解体され、状況が打開される。その後は各々の目的に向かってさらに曳山を運行する。
曳山が交差などする際、誤って相手の曳山にぶつけてしまった時などは問答無用で曳山ぶつけに突入する事もある。
曳山ぶつけは激しく情熱的であるが、祭典の中の一場面にすぎない。