どんと祭 松焚祭 裸参り
仙台藩内に来て日本酒の醸造をしていた南部杜氏(なんぶとうじ)が、醸造安全・吟醸祈願のために参拝したのが始まりとされる。
白鉢巻・白さらしを巻き、白足袋・わらじの装束に身を包み、氷水で水垢離(みずごり)をした後、神に息かけないためとして「含み紙」と呼ばれる紙を口にくわえたまま、右手には鐘を、左手に提灯を持って徒歩で参拝し、御神火を渡り、火にあたる。
低温の中での裸参りは健康を害する可能性があるため、参加団体では裸参り前に健康診断を行う例も見られる。また、女性は1枚羽織ることが許されている。暖かい国から来た外国人留学生の場合も、服装の規定はゆるい。
例年100団体前後(計2500人程度)が参加しており、仙台市内各地から徒歩で数時間かけて参拝する団体も多い。そのため、14日の午後は、一番町や中央通などの中心部商店街を歩いている裸参りの列を多数目撃する。