小数の単位

分(ぶ)=101乗分の1

(江戸時代日本では、歩合の基本単位は 1/10 を表すであった。それは、現代人が 1/100 を表す%を使うのに近い。例えば、3.26 寸を「三寸二分六厘」というように、3.26 割を「三割二分六厘」といった。この使い方が現代にまで残り、あたかも割が 1/10、分が 1/100 を表すように見えることとなった。しかし、本来の分、厘は、それぞれ 1/10 割、1/100 割という意味である。

慣用句の五分五分および九分九厘は、単位が無く小数を表しているだけなので、それぞれ 0.5 0.5 および 0.99 という意味である。



厘(りん)=102乗分の1

毛(もう)=103乗分の1

糸(し)=104乗分の1

忽(こつ)=105乗分の1

微(び)=106乗分の1

繊(せん)=107乗分の1

沙(しゃ)=108乗分の1

塵(じん)=109乗分の1

埃(あい)=1010乗分の1=100億分の1

(びょう)=1011乗分の1

漠(ばく)=10の12乗分の1(1兆分の1)

模糊(もこ)=1013乗分の1

逡巡(しゅんじゅん)=1014乗分の1

(しゅゆ)=1015乗分の1

瞬息(しゅんそく)=1016乗分の1(1京分の1)

弾指(だんし)=1017乗分の1

刹那(せつな)=1018乗分の1

六徳(りっとく)=1019乗分の1

虚空(こくう)=1020乗分の1(1分の1)

清浄(しょうじょう)=1021乗分の1

阿頼耶(あらや)=1022乗分の1

阿摩羅(あまら)=1023乗分の1

涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)=1024乗分の1(1分の1)