ギリシャ旅日記 ~2日目①~
イラクリオン2日目。
・・・と、ここでプチハプニング。腕時計がブッ壊れました。
不便だけど、まぁいいか。どこかで手に入れよう。
今日は今回の旅の目的のひとつ、クノッソス神殿の迷宮遺跡に行こう。
朝、早速出かけようとすると、宿のフロントにひとりの日本人女性がチェックアウトの手続きをしていた。
旅友・アッコさんとの出会いである。
彼女は30代で、私から見るとかなりな自由人だ。(・・・と本人に言うと、「いろいろ怖いよ~この生き方」と言われますが)
ただいまスペインに留学中とのことで、そろそろ日本帰国が迫っており、帰国前に約2ヶ月かけて各地をビンボー旅行しているらしい。クレタ島の次はギリシャ本土→トルコ→フランス・・・とか言っていたな。
すごいなあ!
彼女とは初対面からなんとなく気があって、私が12:00までに宿のフロントへ戻れたら一緒に食事に行きましょう、と約束した。
今思えばまるで『走れメロス』のような展開だが、さすが神話の国・ギリシャ。これもギリシャマジックか。
アッコさんと別れ、私はひとりバスターミナルへと向かう。
朝ごはんを売店で買い、バスチケットを買おうとチケット売り場に向かう。
チケット売りのお兄さんの発音が聞き取れずモチャモチャしていたら、痺れを切らした係の人から「いいから、ここでまってろ!!」みたいなことを言わた。
あらまあ、ありがたや~(。-人-。)
・・・と思いつつ、裏のベンチで待つことにした。
同じベンチではガタイのいいオッサンたちが井戸端会議をしている。
あまり日本じゃ見られない、男達の井戸端会議。
みんなそれぞれ濃い顔で、タバコをくわえたり真っ黒いサングラスをかけたり。口ひげを蓄え、しっかりしたもみあげ、浅黒い肌に腕毛はボーボー、胸毛もボーボー、『う~んマンダム』的な男達。
日本人との体型の違いをチラチラシゲシゲ見つつ、暇だったのでこっそり彼らの似顔絵なんぞを書いて時間をつぶした。
その時描いたいたずら書き。初公開!あぽ日記の原本。
しばらくするとバスの運転手さんが呼びにきてくれた。
バスは2番。
30分ほどバスに揺られ、クノッソス宮殿跡に到着。
朝だというのに既に団体客もいて、けっこうな数の観光客がいる。
迷宮遺跡は解説がないとなにが何だかわからない、という情報を入手していたので、受付で日本語のガイドブックを買ってみた。
せっかくだしね~。
ここでギリシア神話をひとつ。
当時クレタの王・ミノス王の妻が、海神ポセイドンより与えられた牡牛と交わり生まれた牛頭人身の怪物・ミノタウロス。ミノス王はミノタウロスを閉じ込めるため、怪物が逃げられないように複雑な構造の迷宮を作った。そしてミノス王はミノタウロスの餌食にするため、9年に一度7人の若者と7人の乙女を生贄としてささげた。しかし怪物ミノタウロスは、その中に紛れ込んでいた英雄・テセウスによって殺されることとなる。見事怪物を退治したテセウスは、糸をたらしながら持ち歩いた毛糸玉をたどり、無事に迷宮から出ることができたという。
で、その迷宮ってのがクノッソスなんですね~。
ギリシャ神話は生々しいけど、人間くさくて面白い。しかし妻よ、牡牛て!(汗)
遺跡が発見されるまで、クノッソスの存在は単なる伝説・空想話と思われていたらしい。
そして遺跡に入ると、すぐに納得。
これは、迷宮だわ・・・( ̄Д ̄;;
というわけで、これより迷宮へご案内いたします。
クノッソス宮殿跡はそんなに広くはないのでけれど、『一見したら1階建て、でも実は3階建て』という3D構造になっているので、順路に従っていないと自分がどこにいるのか、何階なのかがよくわからなくなる。
そして古い遺跡のため、これはなに?となるのである。正直、ガイドがないと楽しみは半減していたと思う。
どうやらお金持ちのミノア人の住居だったらしい。ネコの額ほどの広さしかない我が家とは大違いですね。
このなかを怪物・ミノタウロスがウロウロと・・・。
これは地上一階。
立体構造になっていて、これは地下1階。
・・・と思いきや、さらに地下2階。
これが紀元前に作られた建築構造とは、まったくもって信じられん。ロマンね~。
西の庭の3つの円筒形の『貯蔵穴』。大穴が開いています。
石膏席で作られた『西の外壁』。
クノッソスのシンボル、赤の円柱。奥には牛の壁画。
ここは『王の間』。黒い円柱が印象的。
まるで青空に続くような階段。
右側にのびる長い石の道は『王の道(ロイヤルロード)』
大きな瓶。
写真では大きさが伝わりませんが、かなりの大物です。身長の1.5倍くらい。
これはどこを持てばいいんでしょう?
中央にあるのが“清めの場”、右にある椅子が「祭司=王」が座る玉座、その周りを祭司たちが座するベンチが囲んでいる。ここで神聖な儀式や裁判が行われていたらしい。
いろいろな壁画もあります。
『リュトンを運ぶ若者』の復元壁画。
『牡牛飛び』は神聖な競技だったそうです。当時牛は神聖な動物だったので、スペインの闘牛のように牛と戦って勝つことを目的としたのではなく、いかに美しく牛の背中に手をついて飛び越えるかで競ったそうです。
ちなみにアッコさんは、探しに探して結局この壁画にはたどり着けなかったらしい。さすが迷宮!正直私も、ここには偶然行き着いたのです。
壁画は観光客にも人気。
しかしその壁画、遺跡にしては色がはっきりしすぎてるのでは・・・?
聞いた話によると、クノッソスがこれだけ大きく重要な遺跡なのにもかかわらずいまだ世界遺産に登録されない理由がこの「復元しすぎ」にあるそうです。なんにしても、やりすぎはいけないんですね。
クノッソスでいいもの発見シリーズ。
じっくりじっくり巡って、意外に時間を費やしてしまった。
しまった!アッコさんとの約束の時間に間に合わない!
慌てて遺跡を後にし、約束の時間の12:00を過ぎて宿に戻った。
果たして彼女はいるのか・・・?



















































