トントン






はい。


ども。


あれ?食事会は?


行かなかった。足のこともあるし。


そっか。じゅりななら、食事会行ったよ?


うん…


…うん、入る?


ん。





ごはんは?食べた?


あまり空いてないから。


んーでも食べた方がいいね。おいで。
一緒食べよ。


おー
ベーグルサンドだー


サーモンクリームチーズか、ローストチ…
…はい、君こっちね(笑)


ありがとう(笑)


聞くまでもなかったわ。


覚えててくれて、うれしい。


当たり前のことだよ。


ありがと。


いーえ。





モグモグモグ




れなちゃん?


ん?


それ食べたらさ、こっちでお風呂入りな。


え?なんで…


なんとなく。一緒に居たいなーって。


…いいよ。


ふふっ、よかった。







私入ってる間に着替えとか用意してきてね。
はい、これ鍵。


はーい


じゃ、いってきまーす。


いってらっしゃーい。







お、ちゃんと戻ってきてた。


普通でしょ。


そうね、れなちゃん戻ってきてくれないと鍵なかったしね。


そっ。
じゃ、お風呂入るー。


いってらっしゃーい。


いってきまーす。








おかえり。


ただいま…ってさっきから、なんか会話おかしいよね?(笑)


え?(笑)


まーいーか。


れな、おいで。





ん?髪。乾かさないの?


うん…


はい、どーぞ。
では、ぶわぁーっといくよ。


おーよろしくおねがいします。





れなちゃんの髪、キレイ…
ツヤツヤしてて気持ちいい。


ん?なーにー?


れなちゃんの髪の毛好きだなーって!


えーなにそれ、ちょっとやだー(笑)


いやいや、誉め言葉だから(笑)
熱くない?


うん、へーきー。


はーい。








はい、おしまい。


ありがとー。


やっぱりこの髪好きー♡


髪だけ?…//


いやいや、自分で聞いて照れちゃうんだ。
すきすき。ぜんぶ。


わーテキトーだー。


えー全部好きだよー。可愛いなーって。
ちゃんと愛情もって接してるの伝わらない?


…伝わる。


でしょ?(笑)


ありがとー。なんか…その…


うん。いいよ、伝わってるから。
どーする?


ん?


今ならじゅりな居ないから、チャンスタイムだよ。


え?


おいで。






…ポスッ





わーはじめて、れなちゃんのこと抱き締められた。


れあ。


本当、お肉なら食中毒レベルのレアだわ。


すごいね、それ。


いや、それくらい最初は避けられてたし。


避けてないもん。
遠くから見てたもん。


そうだったんだ、ごめんね(笑)
れなちゃん警戒してるから、話し掛けて良いか悩むんだよーいつも。


んー…


ん?


…さっきみたいに呼んで…


れな?


…が良い…


れな、今日は素直だね。かわいい♡


うるさい…//


はいはい。
ねー、れな…


ん?


たまにこうやって私に抱き締めさせてね。


…うん


ぎゅーってして、背中ポンポンって叩いて、頭撫でて…


…うん


いつでもいいからね。


うん…ありがと。


私のワガママだから、ありがとうはいらないよ。


うん。


今日こっちで寝る?


んーん、いい。
じゅりなも話したいことあるだろうし。


そっか。ちょっと残念。


ふふ。
また今度。落ち着いたら、おねがいします。


はーい。


いま何時?


えーっと21時半くらい


じゃああと20分…独り占めね。


私が、れなを?


そう。


わーうれしい。


感情込めてなーい。本当にすきー?


好き。
好きじゃなかったら、こんなに甘やかさないでしょ?


ふふふ。


…れな。
みんなのこと、よろしくね。


残れないの?


6日は仕事あっちであるから。


そう…


夜には戻ってくるよ。
一緒に受け止めるから。


…うん。


ホテルで待ってる、みんなのこと。


…うん。


あと15分…


うん…







本当に来てくれたんだね。


呼び出したの誰よ。


えへっ、わたし♡


いいよ。6日の前に会いたかったし。


うん、ありがとう。


どれくらい空き?


わかんない。
でもこのあとすぐ移動だから、もう終わりかも。


え?確認した?


んー誰に確認してもたぶん分からないって言われるもん。


あーそうだね。この状況じゃ仕方ないか。


うん。
ねぇ、さっき何話してたの?


ん?


れなちゃんと。


んーないしょ。


なんでー


たぶんれなちゃんは、じゅりなに言わないことだから


そうなの?


そうなの。
気になった?


なんか凄い寂しかったの。
このステージ上に、れなちゃんは居ないんだって。


うん、わたしもそれ感じて隣に座ったの。


そうだったんだ。


どうだった?


なんかね、孤独だったよ…


大丈夫。みんな居るし、会場にはれなちゃんも来るから。


そうなんだけど…
いつもれなちゃんを背中に感じれたから、胸を張って舞台に立ててたんだなって。


背中に?


そう。チーム変わる前は私のすぐ後ろがれなちゃんだったから。
1回目のときね、出番です!って瞬間にふわって背中撫でてくれたんだ。それが凄く…こう今も残っててね、チームが離れてもそれを思い出して歩き出してたの。


そっか。


今年はそれ感じれないんだなって。
一人で立たないといけないのかと思うと急に不安になって…


大丈夫。
今年もきっとれなちゃんは背中を撫でてくれてるよ。


そうかな…


うん。だってさっきも私と一緒にじゅりなの背中見てたんだもん。


え…


じゅりなの背中が好きなんだって。


わっ…
そっか…よかった…


言ったこと、ないしょだよ?


…うん。


れなちゃんにカッコイイ背中見せようね。


うん、1位になりたい。
今年じゃなきゃダメなんだよ。


そうだね。


れなちゃんが隣でお祝いしてくれるうちに、1位取らないとダメなんだよ。
ここまで二人が頑張ってきたこと、間違いじゃなかったって証明しないといけないんだ。


二人で最後笑う姿見たいな。


れなちゃんお祝いしてくれるかな?


どうかな?


えーやっぱりそこだよね(笑)


そういうとこで、おめでとうって言えないのが?


「「れなちゃん!(笑)」」


1位になったら来てくれるよ、きっと。


そうかな?


一番じゅりなが祝って欲しい人でしょ?


うん。


じゃあ大丈夫。伝わるよ。


うん。
1位取らないと。






今年はこっちから見るんだね


うん。変な感じする。


私も変な感じするよ。


そう?…そうだよね。


うん。


この登場するときって、どんな表情すればいいのか分からないの。


うん。


みんなと話すことも少ないし。


緊張も不安もあるしね。


うん。でもね、私の前を歩く背中が表に出る瞬間に輝くから、それに釣られて私も歩けてた。


うん。


すごい好きだったんだ。あの背中。
すぐ後ろに入れなかった2年間もね、ずっとあの背中思い出して歩いてた。


うん。


だからチーム離れてもずっと私の前に立って背中を見せてくれたこと、本当に感謝してるんだ。本人には言えないけど。


うん。


すぐ後ろで見る役目…私じゃなくなっちゃった。


自分で決めたんでしょ。


うん。でもやっぱり寂しいな…


私も寂しい。やっぱり二人は並んでて欲しかったから。


ありがとう。
そう思ってくれてるといいな。


思ってるし、きっと今回痛いくらいそれを実感するんだと思うよ。


可哀想なことしたかな。


そうだね。


痛みでも覚えてくれてたらいいの。


覚えてるよ。忘れるわけ無いって。


うれしい。


その痛みも背負って強くなるのかな…


そうあって欲しいと願ってる。


ねぇ。


ん?


来年もここから一緒にこの景色見れる?


…わかんない。


そっか。


でも、あの子が誰より高い場所であの輝く背中を見せるとき立ち会えないのは嫌だな。


今年かもよ?


それなら、来年はいないかも。


ずるい。


なんで?


あの子に全てを預けるにはまだ若いよ。


うん、知ってる。


うん


だから二十歳を迎えるまでは、どんな場所からでもいいから近くで見守りたいの。


許されるの?


…わがままかな


どうかな。


同い年なら良かったな。


そう?


…ううん、嘘。
わたしたちはこれで良かったんだよ。


わたしもそう思う。
あの子が二十歳を迎える日までは隣に居て欲しいと思う。
そしてこの場所を離れるときは、きっとあの子も一緒にセンターを離れるっていうと思うよ。


え?


受け入れられる自信がないって。
一緒じゃないと。


そんなこと…


言ってたの。


あぁ…もう…


そのつもりだから今年の1位に異様にこだわってるんでしょ。あの子。


うん


見せたいんだよ、きっと。
近くに居る間に。


うん。


笑って花束渡したいね


…無理。ぜったい泣く…


きっとあの子も泣くよ。


泣くでしょ?


わたし?泣くね。確実に(笑)


ふふ、みんな泣くんだね、結局(笑)


泣いて笑おうよ。そのほうが一期生らしいよ。


うん。