化学療法室に初めて行ったのは、去年の3月
ドキドキしながら行ってみると、受付で待合室の椅子で待つよう言われた。
椅子にはたくさんの人が座っている。
受付に今日の人数が書かれている。
65人!
そんなにたくさんの人が受けるのか‼️
とビックリしたことを覚えている。
抗がん剤の点滴の液体、えげつないオレンジ色でビックリ
兎に角、びっくりすることばかり。
看護師さん、栄養士さん、薬剤師さん
次々に説明する人たちがやってきた。
栄養士さんに
お仕事は?
と聞かれて薬剤師であることがバレた。
薬剤師と言っても、昭和の薬剤師ですので…
と言うと、
私も昭和の栄養士ですよ!
と言われた。
次に薬剤師さんがこられた時、案の定、私が薬剤師であることが伝わっていた。
いえ、昭和の薬剤師で、抗がん剤は初めてなので、何にもわかりません。
全部、説明して下さい。お願いします🙇
と言った。
私は薬剤師と言っても、もともとOTC(オーバーザカウンター)出身で、つまり、ドラッグストアで市販薬を売っていたので、病院の経験がない。
病院に興味がなく、ひたすら色んな形態のドラッグストアを考える仕事をしていたので、薬についてほとんど知らなかった。
子供が生まれてから調剤薬局で働き始めたが、まだ、医薬分業の走りの時期だったので、近くの医院の処方箋がチラホラ来たくらいのものだった。
薬大が、4年から6年になり、大きな病院からの処方箋が来るようになり、店の中にも知らない薬がどんどん増えてくるようになった。
こうなると、当たり前だが、ついて行けない。
薬剤師会から色んな勉強会の案内もくるようになり、行ける時は行くようにした。
でも、病院薬剤師を経験して、Dr.との勉強会を経験していた友人などとは明らかに知識量が違っていた。
さらに、6年制の薬大では、みんな、処方箋を見て、その人がどんな状態なのか、推測する勉強などをしてきているようだが、私は、そんな勉強をしたことがない。
つまり、私は薬剤師としての自信がないのだ。
そんなわけで、兎に角、素人と同じなので説明して欲しい、とお願いした。
さて、その抗がん剤、点滴した感想は、
1回目は、体調に対して変化なく、こんなもんか、と思った。
点滴してすぐに髪の毛が抜けるのか、と思っていたが、10日から14日経ってから抜け始める、とのことで、しばらく猶予があった。
便通が悪く、食欲は無くなったが、下剤で楽になった。
が、点滴の回数が増えるごとにしんどくなった。
私の副作用は主に口内炎、味覚異常、食欲不振、便秘、痔、脱毛
舌が白くなったので、泡を舌に乗っけるタイプの歯磨きを買ってきてもらい、舌用のブラシで擦ったりした。
痔のことをDr.に言うと、口、胃の不調と合わせて考えると、粘膜みんなやられている感じだから、と胃壁を守る薬と塗ったりすることもできる坐薬を出してくれた。
どんな状態なのか、Dr.に言うと、それに対して、少しでもマシになるよう薬を考えてくれた。
AC療法は、全4回、2回目の時から、体の方が覚えていて、嫌な奴が来た〜!という感じで、体調がすぐに悪くなった。毎回、回復してきたな〜と思った時に次の点滴の日になる、という絶妙な間隔。
私の場合、点滴をすると、他人には分からない、何とも言えない化学臭を感じて、それがまた、気分の悪さを増幅させた。
と、色々去年のことを思い出してみると、
ドセタキセル療法2回目の後、脱水症状で死ぬのは嫌だ、と思った時、近所の行きつけのクリニックに電話できたのは、化学療法室の1人の看護師さんが、
しんどい時は近所の内科などで点滴してもらえれば、少し楽になりますよ!
まあ、勝手に行くのではなく、一言、乳腺外科の主治医に確かめてからのことですけどね…
と教えてくれた時があったから。
私の頭の隅にあの言葉が残っていたからだ。
実際は、主治医に電話しようにも、取り次いでもらえなかったので、事後になってしまったが…
大きな病院では、Dr.よりも看護師さんにお世話になった感が、やはり、思い出してみると際立っている、と思う。