毎年恒例の母校のグリークラブOG会ですが、今年は行かれませんでした。

 

あっさり書くと、私は聖心女子大学の出身ですが、昔はミスコンに出て予選を通過しただけで週刊誌に載ってしまい、シスターに呼び出されてあやうく退学になるところだった同級生などもいて、本当に厳しいカトリックの大学でした。芸能活動をしたいのなら退学しないとダメだった。

 

↑の写真は、吉松育美さんで、こういう卒業生がいるだけでもぶったまげてしまうという。

 

聖心と言えば皇后陛下とか、国連弁務官の緒方さんとか、作家の曽野綾子さんとか、かっこいいイメージの方たちが多く、正直、卒業生は卒業後間もなく結婚してしまうのが普通で、聖心というだけでカトリックの大学ということで、日本のミッション系の学校のイメージをつかさどっていたと思います。

 

当時は、洗礼を受けてなかったら、本当に迷惑で。

 

聖心というだけでカトリックのイメージを押し付けられてしまうのできつかった。

 

ところがですね、実際にカトリックの信者になって活動をしてしまうと、たまに、本当のカトリックを知ってほしいと怒る方たちがいて、言われてみたらその通りで、ミッション系の元お嬢様だけが信者というわけではなく、障がい者手当で食べている人たち、難民出身の人たち、様々な国籍の人たち、それこそピンキリで、そういう人たちが集まっているから、年中教会はすったもんだしているし、癒しなんかないですよ。

 

私自身、近頃は、小さな山の禅寺のほうが癒しを感じるほどで、夏休みの旅行には教会ではなく、お寺とか、タイのワットとかに行きたくなり、去年は巡礼年だからバルセロナやローマへ行ったけれども、教会へ入るのにセキュリティチェックやら入場料を取られるため、いささかうんざりして暑い中行列を並んでいました。

 

 

↑こちらはインドネシアのスタディ・ツアーで、聖心女子大学からもゼミの学生がたくさん参加しているようです。

 

インドネシアのイスラム教の大学が主催して、アジア11カ国56名の若者が参加しています。それこそ宗教もバラバラで、行事も仏教やらヒンズー教やら盛りだくさんで、そこにカトリックの大学の学生が参加することに意義を感じています。

 

実際、カトリックの大学のインターナショナルバージョンはタイのバンコクの大学でやっているそうですから、いかにカトリックの国がテロに狙われていて大変か、カトリックといえどもカトリックの国へは行かないね、今年は。

 

朝からミサイルが飛んでくる時代だし?

 

難民だって、本当にいろいろな国や宗教の人たちがいて、実際、カトリックだけの問題ではない。

 

我が家だって、先祖代々のほうは仏教だし、そちらの供養のこともある。

 

改宗を考えている時に、同窓会の時期となり、たまには母校の情報でも、・・・となったら、ずいぶん母校の雰囲気も変わっていて、来年は美智子様も退位なさるそうだし・・・

 

何となく、皆、考えることが一緒なのだと思った。

 

 

 

アモス 3. 1-2