淡々と火の上にいる母の顔ありふれた日の買い物帰り曇り空窓の外には雨と枝隣家の雨戸閉められたままけだるくもジョアン・ジルベルト主日かな昨日のミサの見知らぬ隣人教会のひとらのかわる十字架も2階の丸椅子答唱詩編玄関のすりっぱの数新しき机の数に椅子を畳みて平穏な聖堂にはパイプ椅子殉教者の絵を背にして座る淡々と火の上にいる母の顔ありふれた日の買い物帰り長崎の家族の来たり新助祭長崎の坂ベールに映る詩編22