若い頃は自分が未熟だから分からないのだと思っていた。

歳を重ねても分からない。
努力しても分からない。
つかめたように思っても、握った掌を開いてみたらそこには何もなかった。

だから、自分に欠陥があるのではないかと考え始めた。

人間に超音波が聞こえないように、わたしにはそれが分からないのではないかと。

ただの逃避なのかもしれない。

でも、この現実は今のわたしには辛すぎる。

辛くて、辛くて、泣いて、泣いて、泣いて。

こんな時は、自分のことでないことでも突き刺さる。

他人の不出来を謝罪する言葉。
理解ってくれない他人を詰る叫び。
ごめんなさい。すみません。と謝る人。

全てが不出来な自分に突き刺さる。

辛すぎる。
耐えらない。

そして、わたしは目を閉じ耳を塞ぎ閉じこもる。

だって、頑張ることには疲れすぎてしまったから