さくらいぶき。
“それ”は
しまっておかなくても良かったんだよ。
その時はその感情から逃げることしか
術がなかったんでしょう
自我は私のために
あらゆる手段を使って
心が死んでしまわないように
手を尽くしていたの
蓋をして隠した
まるでそんなもの最初からなかったかのように
時と共に
蓋の存在すら忘れてしまったけれど
その感情はいつまでも
そこで待っていた
解放されず
向き合う機会を与えられず
でもその日を待っていた
その感情と向き合うときまで
気づきを得るまで
同じような経験を
何度も何度も引き寄せていた
大丈夫だよ
感情は「私自身」じゃないよ
その感情に気づいて
認めてあげて
手放してあげて
すぅっと消えてゆく
眩しい光の彼方へ
ありがとう
私は守られていた

