あかい宝石 -8ページ目

no.35 再生

いっぱい 傷ついたよね

すごく 辛かったよね

とても 痛かったし

悲しかったし

我慢も 努力もしてきた

 

だからもう 大丈夫

 

かさぶたの下は
出会った頃の
ぴかぴかした ピンク
 
 
no.35 再生/cherry3chai

no.34 ユメ

ユメは 目が覚めた瞬間

どこかへ 消え去り

無色 透明 無味 無臭

 

でも たまに 足跡を残す

ステキな 記憶

あまい 香り

温かな ココロ染まり にじいろ

 

 

no.34 ユメ/cherry3chai

no.33 恋づくり

そもそも

恋は作る モノではなく

落ちたり

落としたり

落とされたり

そういう ちょっと特殊な モノだと思う

  

するためには が必要

モグラにでもなってみようか

盲目になった方が

人の心に 恋できるかもしれない

 

地位も 名誉も 財産も

みんなその場に ぬぎ捨て

思い切って イノナカ に飛び込んでみようか

カエルでもいいよ

 

お姫様のキスで 王子様にしてあげる

 

 
no.33 恋づくり/cherry3chai

no.32 大雨警報

今日の空 どんより

たくさんたくさん 雨降り

今日の私 傘さし

雪解けのあたたかい 雨

 

曇り空 広がる

明日もまた 大雨

たくさんの 雨降る

明日もこの街の 大掃除

 

no.32 大雨警報/cherry3chai

ヒツゼン

この世の 全て

物事 出来事 この時間

全て 決まり切った事なのかな

 

私が ココに 居る事

この トキを 生きている事

それは 必要な事なのかな

 

 

何かの 理由があって

何かの 必要があって

全ての 事が

全ての 時間が

何もかもが

 

 

意味なんて 解らなくてもいい

でも 意義が 欲しいの

私がココに居る価値

 

世界って 狭いよね

自分が みたり きいたり ふれたり かんじたり

それが全て

可能性は 数限りなく広がるけれど

世界は もともと在るものじゃ ないのかもしれない

それぞれが 個々に 創りあげていくもの

 

ゆっくり創っていけばイイ

意味も 意義も

過去も 未来も

 

 

no.31 空色

心が元気な とき

空 みあげて

 

心病んだ とき

空を 仰いで

 

その 空

限り なく

 

時 と 心

まぜた いろ

 

 

no.31 空色/cherry3chai

 

縛りコトバ

いろんなものに 縛られる

生きているものは 皆おなじ

 

自然の 決まり

時間の 流れ

身体や 心

 

そして人は コトバ

 

縛られ 抑制されることは 楽なこと

そのままでいれば

危険は ない

 

でもそれじゃ ダメだよね

辛くても

痛くても

悲しくても

 

それじゃ何も 変わらない

リスクを 背負い

コトバの力で 鎖を断ち切る

 

絡まる糸を 解いて紡ぐ

 

 

枠の外には 何があるのか

 

シロツメクサ

団地の真ん中にある草原は格好の遊び場で

いろんな種類の雑草たちが 元気に茂っていた

 

ヨモギ タンポポ ツクシ

駆けっこ かくれんぼ ままごと 探検 そして宝探し

 

いつだったか皆で 四葉を探した事があった

ランドセルを ほおり投げて

日が傾くまで 三つ葉を掻き分けた

絵に描いたような きれいな四葉が 欲しかった

いつもは簡単に見つかるはずの葉っぱは

その日を境に 姿を消してしまった
 

夕方皆で 泣きながら家へ帰った

宝物が見つからなかったから

ひろいひろい 草原のどこかに

きっとあるはずの 葉っぱ
 
早朝の草原には 朝露

白い花を編んだ

小さな冠

 

葉っぱの替わりの 白いカンムリ

みどりいろの 指先を

つちのおちきれない 爪を

昨日の 涙を

彼女の涙が 洗い流す

 

あの日 私たちがあんなに一生懸命だったのは

まだ膨らまない 彼女のお腹から

元気な赤ちゃんが 生まれてくるとは 思えなかったからかもしれない

お守りや魔法の 力がなければ

元気な赤ちゃんが 生まれてこれないと 思ったからかもしれない

 

元気な赤ちゃんと 押し花になったカンムリ あの草原

四葉を見るたび思い出す

 
あのふんわりとした 白い 花カンムリ

シロツメクサ

 
 

日曜日

久しぶりの 休日

部屋を 片付ける

空は どんより

 

日曜の 休日

シンプルな 食事

外は 春雨

 

独きりの 休日

ゆったりと 入浴

雨が 雪に変わる

 

また冬の かおり

春の景色 霞

季節 逆戻り

 

コートを 着て

コンビニへ 行く

アイス買い 夏に飛ぼう

 

 

灰とダイヤ

遺灰から人口ダイヤモンドを作る会社がある

故人の生きた証をもつことで

心の平穏を保てるのならば

救いのひとつの方法として良いのではないだろうか

 

自分が死んだらダイヤモンドになりたい・・・

そんな願いが叶う世の中らしい

死んでまで物質に執着するというのもどうかと思うが

あとに残された人が望むのならば

私は喜んでイシになろう

 

 

まさに世界にひとつしかない

ダイヤモンド

 

 

故人を送り出し

この世で旅を続ける人に

ほのかな光をあつめてくれる

ココロのトモシビ

 

心が在るからこそ

価値が高まる

小さな宝石