もちろん後悔は山ほどある。
たらればを考えて落ち込むことしきり
だけどそれでも
精一杯やった自負もある。
病気が発覚してからというもの
いつも全力だった。
9つ年上の夫と二つ違いになった
まさしく発病した年齢
50歳になった時
もう折り返しはないんだなと思って
死がリアルになったけど
夫の病気がわかった年齢になり、
これから2年後には逝ってしまうと思うと
より身近なものになった。
こわくはない。
いつその時が来ても思い残すことなんてない。
1人になってから、その時を待ち侘びているくらいだ
それは今も同じ
だけど
少し寂しくなる。
その時が来たら
きっと息子が滞りなくやってくれるだろう。
だけどそれは、夫を看取った私のそれとは少し違う。
夫に看取って欲しかったなあ
深い愛情の中で眠りたかった
手を握って、聞き慣れたあの声に見送られたかった
逝くなとぬるい涙で濡れたかった
もう無理なんだなあ
かと言って
夫を遺して逝くのは偲びないし
息子もめんどくさかっただろうから
これで良かったんだと思うけど
やっぱり少し寂しくなる。
なら、せめて
ちゃんと迎えに来てよね
歳を重ねて見慣れない私になってても
間違えないでちゃんと迎えに来てよね。
