19歳の時に夢で見たから
夢の中の私は今の姿形では無く
因幡の白兎のお話しに出てきそうな
白い服を着ていて
腰にグリーンの勾玉がついていました。
髪は耳の横で結んでいて
とてもツヤツヤの黒い髪
肌は白くて
庭の掃き掃除をしている所でした。
そんな時若い綺麗な男の人が
私の手を握りしめて
庭の門から外へ走り出し
私を選んでくれた
その喜びでいっぱいになって
水辺の近くまで逃げて砂でひとり隠れる
位の場所に身をふたりで隠し
追手が来ていないか確かめて
まだ来ていない事にほっとしている
シーンを夢で見たから
魂の繋がりがあるのだろうと
その時感じていたけれど
知る術も無く一年が経ち
とある人にこの話を
した所
それは古事記に書いてあるから
読んでみなさいと言う
びっくりな事を教えてもらって
本屋さんへ行き
あらゆる古事記に目を通して
わかりました、あの手を引いて逃げた
場面は因幡の白兎のオオクニヌシノミコトだと
そして女の子はスサノオの末娘
スセリヒメだと言う事がわかった
でもなぜあんな夢を見たのだろう
私は何をすれば良いのだろうと
答えを探すことになったのでした。




