私が大学1年生の夏期講習から続けてきた塾講師のアルバイト、今日をもって無事に卒業してきました。
今このタイミングで約4年間を振り返っておこうかなと。
1年目。
まず面接と一緒に受けた英数のテストで、
英語はとりあえず埋めて出したものの、数学は因数分解しか解けなかった。
しかも公式を使わないで解いたような気がする。w
それでも何とか採用してもらい、先輩方の授業凄いな、かっこいいなと憧れる。
社員さんも褒めて伸ばしてくれるので、モチベは上げやすかった。
社員さんに助けてもらいながら、授業を進めるコツや手法を先輩に聞いたりして
先輩もまた褒めてくださるので、とても良い環境だった。
模擬授業で、偉大な先輩を生徒役にして授業をすることになり、
これ以上ないくらい手が震えたのを覚えている。
模擬○○、っていう形式がそもそも苦手で、憂鬱に思うこともあったけど、
社員さんや先輩方からフィードバックが返ってくるおかげで
頑張ろうと思うことができたし、模擬授業が段々と好きになった。
3個上の先輩とはお話しできる期間が短くて、もっと色々学びたかったなぁ。
そう思ったのもあり、来年からもっとアクティブに頑張ろうと決心した。
2年目。
当時の社員さんのメンツ、バランスが取れていて好きだった。
1年目も2年目も、トップ社員さんは"やるときはやる、遊ぶときは遊ぶ"と
メリハリがついていて、校舎全体がそういう雰囲気でとても好きだった。
2個上の先輩方の授業や生徒とのコミュニケーションを間近で見て、
それぞれがとても個性があって、それぞれがみんな活躍していて
これまたかっこいいなと憧れた。
生徒に関しては4年間の中で一番といえるくらい、
難しい生徒を持っていた気がする。
色々なタイプの生徒と話すことで、コミュ力は相当鍛えられたと思う。
そうやって授業をしていく中で、
キャリアアップを目指さないかと声を掛けられる。
当時の社員さんと一緒に、自分の強み弱みは何か、何を伸ばしていくのか、
授業後にご飯行ったりしてたくさん話して考えた。
自分自身の振り返りと、褒められたことやアドバイスされたことを
ノートにまとめて、モチベUPを図ってかなり頑張っていた。
それについて大変なこともあって、先輩方に泣きながら話を聞いてもらったり、
社員さんと冷戦状態になったり。(笑)
先輩方には本当にお世話になったし、ありがたかった。
キャリアアップが来年度以降に持ち越しになったときは悔しかったけど、
自分に足りないものも分かっていたので納得はできた。
あと、この頃は会議の後にみんなで校舎で遊んだり、
色々な企画に参加したり、その辺りがとても楽しかった。
大学でサークルに入らなかった分、バイト先の遊びは大切にしていたし、
毎回参加したくなるほど楽しかった。
3年目。
トップ社員さんが変わって、
キャリアアップをサポートしてもらっている社員さんが新たなトップになった。
1学期は次キャリアアップできるように最後の追い込みをしていた。
キャリアアップ組の会議に参加させてもらったり、
色々な役割を体験させてもらったり。
それがキャリアアップ後のイメージに繋がって、とても有意義だったと思う。
2学期目から無事にキャリアアップできたので良かった。
そのときは本当に嬉しかった。
1個上の先輩方は人数が多いのに仲が良くて、素敵な関係だなと思った。
校舎をガンガン引っ張ってくださって、個々のレベルも高くて、
優しくて、尊敬できて、憧れていたし、うらやましかった。
私もそうやって楽しく、自信をもって働けたらいいなぁと。
特にそう思うのは自分たちの代と比べてしまったからで。
2年目あたりから同期の親睦を深めようと頑張っていたけど、
同期会をして盛り上がるようなメンツではなくて(笑)
個々がそれぞれに頑張り成果を上げている集団だったから、
みんなで仲良く、とはあまりならなかった。
それどころか仲良くなった頃に辞めていく、という人がこの時期から増え続け、
同期の人数がかなり減って悲しかった。
成果を上げることには長けていて、このバイトに重きを置く人がいなかった、
すなわち客観的に見ればまともな人が多かったんだよね。w
だからそういう意味では正しい選択をできる、落ち着いた人達だったんだなと。
だからこそ地味に同期好きだったから、人少なくなって悲しかったけどね。
授業に関しては、どのタイプの生徒を担当してもそこそこ安定して
授業ができるようになった。
1回どこかの学期で生徒に実施したアンケート結果から賞を貰うことができて。
賞を貰うことは、実現できるか自信はなかったけど憧れていて目標だったので
1回だけだけどとても嬉しかった。
いつかは賞獲れると思っていたよ、って先輩方に声をかけて頂いたことが
かなり記憶に残っていて、本当に嬉しかったんだなぁと。
先輩方の送別会ではめっちゃ泣いた。
そういう雰囲気でもあったし、話していたら自然と泣けてきて
あれはとても良い会だったなぁと思う。
色々声をかけてくださって、次は私が頑張らなきゃ!と意気込んでいたかな。
4年目。
ここでまさかの昨年度のトップ社員さんが辞めてしまう事態が起きて。
キャリアアップもサポートしてもらっていたし、ここからまた一緒に頑張って
1年間を過ごしていこうと思っていたからかなりショックだった。
信頼していた人が一気にいなくなってしまって、
気が付いたら1個下の後輩と1年くらい抜けていて戻ってきた同期が
みんなの中心に立つことになっていて、
私はどうしたらいいんだろう、って凄く落ち込んだし、
これから時代が来るよ!と声をかけてくださった先輩方とか、
キャリアアップした4年生として頑張ることを期待してくださった社員さんとか、
その方たちの言葉と、私の行動と、周りの環境がかけ離れすぎていて
校舎を引っ張っていけない私を私自身が許せなかった。
あんなに頑張ってきたのに、想像していた未来とは大分違っていて
違う結末になったのは周りの人が原因であると言い切れる性格ではないし
必然的に自分自身を責めていて、どうしようもなくなった。
2学期の途中にキャリアアップ組から降りることも考えて相談までしたけど、
過去に頑張ってきた自分と、応援して支えてくれた人たちのことを考えると
ここで降りたら後悔するだろうな、もっとやりきれなくなるだろうなって
考えた結果思いとどまった。
2個下以降の後輩とそこまで接点を持てなかったのも、
校舎を引っ張っていくことができなかったのも、
嫌な出来事があったにせよ1個下の後輩のせいにして逃げたくはなかったし、
はっきり言えば居心地のよくない、この状況になったのは
私のできなかった行動に対する結果でもあると思ったから、
過去のことを思っても仕方ないし今自分に出来ることをしようと
なるべくそう考えて仕事をするようになった。
授業やキャリアアップ組の役割を進める上では
さすがに4年目なだけあって安定していたので
今までで一番、生徒と楽しく授業をすることができたかなと思った。
1学期に今度は成績関係の賞を獲ることができて、4年間のうちに
生徒とのコミュニケーションと教務、両方の観点で成果を上げられたので
目に見えるような結果を残せて嬉しかった。
生徒と一番仲良くなれた年でもあったかな。
社員さんに対する不満や不信感が大きかった分、
生徒の可愛さ、素直さにとても癒されていたし、
最後まで続ける上での大きなモチベーションになった。
辞める1週間前に社員さんとご飯に行って、
伝えたいことを伝えて、トップ社員さんの真意を聞いて、
今までのモヤモヤを解消できたのは大きな収穫だったかな。
トップ社員さんのこと、なかなか好きにはなれなかったけど、
どういう意図を持っているのか、真意を知ったことで
もっと仲良くなれていたら一緒に楽しく働くことができたかな、とか
もっと信頼関係を築くことができたら、私の気持ちも変わっていたかな、とか
最後になって分かるのでは少し遅かったかな、と
惜しい気持ちを持つことができた。
最後の日は例年通り送別会で、アルバムと花束を頂いてきた。
それらの受け渡しのときに、私に渡してくれた後輩の子が涙ぐんでくれたのが
とても嬉しかったし、今まで頑張ってきてよかったなと思った。
私は今日は泣かないと決めていたので、ある程度落ち着いた状態で
お話することができたかなと思う。
でも、LINEのグループを抜けるときが一番涙腺に来たというか、
寂しいなぁと感じた瞬間だった。
あぁ本当に終わっちゃったんだなぁって、4年間あっという間だったなぁって。
色々なことを思い出すと泣けてくるけど、
それだけ思い入れが強くて、自分が力を入れてきたことで、
最後の年はまだつらかったイメージが先行してしまうけど、
この4年間私にとって大切な場所だったんだなぁと実感する。
いつかまた振り返った時に、あの時は楽しかったなぁと思えるように。
この4年間で出来た繋がりはこれからも大事にしていきたいし、
思い出とか経験も大切にしていきたいな。
塾講師の仕事をしてみて、子供の可愛さ、教えることの楽しさを
改めて感じたのと同時に、教育の難しさや大変さも知った。
この後またそういう仕事に携わるかは分からないけれど、
4年間この仕事に関わる時間はとても有意義で、
素敵なものだったなぁと思った。
思うことをそのまま書いていたらかなり長くなってしまった。
でも自分の中で4年間の整理ができたので良かった( ´ω`)