あたしはとっても
恵まれた人間だと
つくづく思う。
祖父母のおかげで
雨風をしのげる家に住むことが出来てきた。
今はわずかだけど
遺族年金で
研修が終わり、ケアマネとしての
就職が決まるまで
主婦していられて
勉強も出来ている。
天国の旦那さんのおかげだ。
あたしはたくさんお別れをしたけど
亡くなっていった
大切な人はみんな
私に、生きていくための
手段を残してくれた。
私。何にもいらないんだ。
最近、身の回りを片付けている。
いつ、何時
私の身に何が起きても
子供達が諸々の手続きで
困らないように。
そして、物に執着するのを辞めた。
必要最低限あればいい。
処分に困るのは子供達だ。
そしたら、あたしの部屋は
なんともシンプルになった。
わがままだったなぁと
こざっぱりした部屋を眺めて思う。
分不相応の宝飾品や洋服。
大切な祖母からの形見の指輪は
金庫にしまったけど。
そして。息子に
家の権利書や生命保険。
通帳のありかを教えた。
うん。こんだけしときゃ大丈夫だろ!
そしたら今朝、父が夢に出てきた。
普通に父とスナックで
飲み歌い笑っていた。
そして、お前は長生きするよ。
そういった。
やっぱり?w
あたしは多分、長生きだろう。
若くして逝ってしまった
父と叔父と…旦那さんの分まで。
どこかの施設で
若いお兄さんじゃなきゃ
介護されたくないと
駄々をこねる、困ったばあさんに
なるに違いない。