連日、フル勤務で働いている。
お店の責任者として、売り上げを達成するために。
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仕事は、やりがいだった。
生きる目的でもあった。
わたしに与えられた、生きる意味でもあった。
仕事を失ったら、すべてを失うと思っていた。
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年商1億円のお店に育てるまで、走り続けていた。
自分も、家庭も、愛も、犠牲にしてきた。
人に評価されること、褒められることが嬉しかった。
ここに存在していても、いいのだと思えた。
私でも、必要とされていると。
そのために、走り続けてきた。
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ただ、ほんとうは、会社は、私を必要としてはいない。
優秀な人材は、たくさんいるのだし、
代わりがいれば、私ではなくても、利益はでる。
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身体が動かなくなって、役立てなくなって、
お店のことより、私が大事だと思ってくれる人はいない。
いてくれていても、私はそれを信じられない。
愛を失うのは怖いから、受け入れなくなっている。
ほんとうは、嬉しいのに、受け入れようとしない自分が辛い。
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私の決断は「生きる期間」は、自分で決めたい。
きちんと準備を整えて、誰にも迷惑をかけずに、
何も残さずに、全部消していく。
そして、何年後かには、他人の記憶から忘れられ、
私は完全抹消が完了する。
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あやまりたいひとなら、たくさんいる。
生きているうちに、言って伝えようと思う。
手紙では残るから。
声なら、記憶とともに、忘れ去られてくれる。