いま、この世界は大きく変わろうとしているときだと思います。
今日、ニュースを見ていると、
失業者の数と自殺者の数に、大きな関係があるということが
専門家の方を交えて、言われていました。
たしかに、仕事がなくなってしまい先に光が見えない不安というのは
計り知れませんし、その人にしか分かり得ない苦しみがあります。
それを悪いことだとか、間違っているだとか
そういうことは誰にも分かり得ないし、正解はありません。
だけれど、
仕事がなくなり先が見えない不安が、生きる力さえも奪ってしまう
私たちが今この瞬間を生きる力は、そして明日を切り開いていく力は、
いつから、私たち以外のなにかから生まれるようになったんだろう。
このウィルスによって大変な状況を強いられているのは確かですが、
もうひとつ大きな見方をしてみる...
この時間が、私たちに伝えてくれていることがあるはずです。
向き合わなければいけない根っこの部分があるはずです。
物質的な幸福の実現に囚われて、大事なことを忘れていないかと
豊かさを求めて私たち人間が懸命につくり出してきたものたちは、
本当に私たちを豊かにしているだろうかと
本当の豊かさとは何なのだろうかと
私たちの進んでいく力や人生の生き甲斐といったものは、
自分の外からではなく、
自身の内側から湧き上がってくるものであるべきです。
いま、この不確かな時を、
唯一自分という確かな存在と、共に生きていけますように。
そう願うばかりです。
