始まりの季節。
今年初。
鶯の鳴き声で目を覚ましました。
久しぶりに音楽かけずに窓をあけて過ごしました。
大好きな春。
庭には満開の梅の木と、蕾をつけたさくらんぼの木。
昨日お父さんが植えた花々が並ぶ花壇。
チロを枕にして寄り添うようにうたた寝する猫。
強い風が吹くと、小学校の子供達のはしゃぐ声が流れてくる。
夕方からの出勤も気持ち良くて、ペダルを踏み込む足も軽快。
今年は沢山新しい事に挑戦する。
風は追い風。
あたしの日々が晴れやかでありますように。
鶯の鳴き声で目を覚ましました。
久しぶりに音楽かけずに窓をあけて過ごしました。
大好きな春。
庭には満開の梅の木と、蕾をつけたさくらんぼの木。
昨日お父さんが植えた花々が並ぶ花壇。
チロを枕にして寄り添うようにうたた寝する猫。
強い風が吹くと、小学校の子供達のはしゃぐ声が流れてくる。
夕方からの出勤も気持ち良くて、ペダルを踏み込む足も軽快。
今年は沢山新しい事に挑戦する。
風は追い風。
あたしの日々が晴れやかでありますように。
かくれんぼ。
今思えば、東京での数ヶ月間は、とっても孤独だったけど、それ以上に、すごく幸せな毎日でした。
彼は学校に行けば友達がいっぱいいて、家に帰ってきたらあたしがいて。
でもあたしは、バイト先の人と仲良くなるタイプではなかったし、友達も知り合いもいない土地で、家に帰っても彼はいなくて、夜明けまで帰ってこなかった。
毎日の生活の中で、いつも胸がそわそわしていた。
このままひとりぼっちにされちゃうんじゃないかな。もう帰ってこないんじゃないかな。
ひとりぼっち、部屋の青いソファにうずくまって、ありもしないことを考えて泣いた。
彼を目の前にしたらそんなことなかなかうまく伝えられない。
でも、寂しい気持ちに気づいてほしくて。
あたしは、つらくなるといつも、押入れに隠れて彼が帰るのを待った。
家に帰ってきてあたしがいなかったら、不安になるかな?寂しい気持ちになるかな?あたしを探して泣いたりするのかな?
だけど、あたしのそんな小さな賭けと意地悪なんて、彼にとってはなんでもないことで。
部屋に入って荷物をおくと、すぐ押入れの戸を開けて、ため息をつく。
「でておいで」
両手を広げて、あきれた顔で押入れから抱き下ろしてくれる彼が、たまらなく好きだった。
いつも、彼を待つ間に何時間も時間が過ぎて、あたしは真っ暗な押入れの中で、うたた寝してしまう。
きっと、そんなあたしだったから、彼の頭の中に「もしこいつがいなくなったら」なんて問題は、まったく考えたりしなかったんだろうなぁ。。
ひとりぼっちを見てみぬ振りするために、毎日家の裏の公園の猫に会いに行った。
あたしはいつも、ひとりになることにおびえていたけど、そんな心配しなくてよかったのに、って、今になって思う。
思い返してみれば、彼はちゃんとあたしのことを大切に思ってくれていたのに。
あたしはいまもずっと、押入れの中。
彼は学校に行けば友達がいっぱいいて、家に帰ってきたらあたしがいて。
でもあたしは、バイト先の人と仲良くなるタイプではなかったし、友達も知り合いもいない土地で、家に帰っても彼はいなくて、夜明けまで帰ってこなかった。
毎日の生活の中で、いつも胸がそわそわしていた。
このままひとりぼっちにされちゃうんじゃないかな。もう帰ってこないんじゃないかな。
ひとりぼっち、部屋の青いソファにうずくまって、ありもしないことを考えて泣いた。
彼を目の前にしたらそんなことなかなかうまく伝えられない。
でも、寂しい気持ちに気づいてほしくて。
あたしは、つらくなるといつも、押入れに隠れて彼が帰るのを待った。
家に帰ってきてあたしがいなかったら、不安になるかな?寂しい気持ちになるかな?あたしを探して泣いたりするのかな?
だけど、あたしのそんな小さな賭けと意地悪なんて、彼にとってはなんでもないことで。
部屋に入って荷物をおくと、すぐ押入れの戸を開けて、ため息をつく。
「でておいで」
両手を広げて、あきれた顔で押入れから抱き下ろしてくれる彼が、たまらなく好きだった。
いつも、彼を待つ間に何時間も時間が過ぎて、あたしは真っ暗な押入れの中で、うたた寝してしまう。
きっと、そんなあたしだったから、彼の頭の中に「もしこいつがいなくなったら」なんて問題は、まったく考えたりしなかったんだろうなぁ。。
ひとりぼっちを見てみぬ振りするために、毎日家の裏の公園の猫に会いに行った。
あたしはいつも、ひとりになることにおびえていたけど、そんな心配しなくてよかったのに、って、今になって思う。
思い返してみれば、彼はちゃんとあたしのことを大切に思ってくれていたのに。
あたしはいまもずっと、押入れの中。
