君がいなくなって八十年

まだ君を待っている


ねぇハリー?

君はいつも僕のために
笑い、
泣き、
怒り、
哀しんでくれたね。

そんな君が僕の存在理由。
理由もなく生きる僕は、
なんて愚か
なんて浅はか
なんて醜い

だけど
それでも

どれだけ下らなくて詰まらなくて

君のいない世界でも




生きたいんだ


だから君と共には行けないよ


ありがとう、ハリー。


ごめんね、ハリー・・・


ありがとう。

バレンタインなんてお祭り騒ぎ、誰が考え出したんだろう。

なんて下らないイベントだろう。
下らなくて詰まらなくて。

それでもね、ハリー。
君からの贈り物だけはいつも楽しみだったんだ。
そんな君も、もういない。


そう、完璧に下らなくて、



格別に不快なイベント以外の何物でもないよ。




君さえいればいいのに。
他には何も要らないのに。どうして?


戻ってきてよ。
今どこにいるの?
迷子なら迎えに行くよ。


ハリー…!
抗う術もなく試験は進む。
前後のやつらがたまらなくウザくて、
たいぎくて、
反吐がでる。


ねぇハリー。
君が言った通りだよ。
セカイはクダラナイ。
下らなくて詰まらない。
君がいないから、なおのこと。


ねぇ笑ってよ。
その硬直した頬を緩ませて
綺麗な声で、顔で、僕に微笑んで。
今でも探してるんだ、君の魂。
生命の根源。
ずっと待ってる。
君との約束だけは破らない。
墓の下まで、綺麗なまま持っていく。
だから、ねぇ…





ハリー、目を開けて…