降りしきる雨は一日中続いて。
どんよりとした鉛色の空が昼間でも周囲を暗くさせてしまう。
自室の窓から、雨雲を眺めて雨音を暫く聞いていた時間は、どれだけ流れてしまったのだろう。
いつになったら止むのかも解らないまま、悪戯に時間が過ぎていき。
だけど、そんな時間の終わりは不意にやってきて。
それまで暗かった空に一筋の閃光が走り、轟く雷鳴に窓硝子を眺めていた少女の瞳が見開かれる。
びく、…っと双肩は驚きに揺れては跳ねたのも束の間だった。
一瞬だけ時間が止まってしまったような錯覚を覚えて、表情が強張り。走る緊張感。
「……っ、…!」
窓のカーテンを閉めるのも忘れ、踵を返した少女はベッドへ駆けて行くと。
頭からすっぽり、布団を被って両手で耳を塞いで目を瞑る。
完全に雷の閃光も、音を遮っていても。
…怖い。
怖くて、怖くて。どうしたら良いのかも解らず、ただ黙って。じっと止むのを待つしか出来ない。
止んだのを確認する事すら出来ずに、全ての音と光りを遮断したまま。
何も苦手なものなど、無さそうに見えてしまいそうな少女の、最大の弱点は雷。
それは幼少の頃、目の前で落雷を目撃してしまった…トラウマなのだけど。
以来苦手意識が強まり、高校生となった今でも条件反射で雷鳴を極力聞かないように、光るのを見ないようにしてしまう。
何かと両親、祖母共に。家に居る事が少なく、一人で居る事が多かった少女にとって誰かに怖いのだと訴える事も、泣きつく事も出来なかったが為に何時の間にか、こうして逃れるより他が無かったから。
正確な時間は解らないものの、激しく降っていた雨音も次第に弱まり、響く雷の音は消えており。
知る由も無い少女は、布団の中で身を丸めたままの状態でいつしか眠りへ落ちていたとか。
目を覚ます頃には少しだけ、鉛色した雲は晴れて。
本当に僅かばかりだけど、日が差し込んでいるのをひょっこり被っていた布団から顔を覗かせて眺めると。
寝起きの表情を残したまま、再び身体を横に倒して窓際へ眼差しを暫く送っていた。
【PL】
ひゃー。昨晩は雨も酷かったですし、何よりも雷が凄かったです。
こういう時はパソコンの電源を入れた侭にしていると、ショートしてしまう…と言う話を聞いたのを思い出して慌ててパソコンの電源を落とし
ましたよ。
最初、光った?…あれ?光った?とか、気の所為かと思ってまして。
(音楽かけていたので)
そうしたら次第に雷が大きくなっていったのもあり、ビビリつつ…。
そんな経緯でネタっぽく。
敢えて名簿に記載はしておりませんが、雷が苦手なPCです。
誰かに言った事もありませんので、知ってる方はゼロですけどね。
