3泊4日の松本経由、能登半島の旅に行ってきました。
〈1日目〉
午後出発です。
紙な私は、助手席の後ろが指定席。運転しますけども、家族の全否定にあったら仕方がない。ゆるりと過ぎ行く景色を楽しみながら、夢の中に浸っておりました。
長野県松本市のホテルに到着したのは19時過ぎ。取り敢えず、夕飯を…と一家揃ってふらっと出たのは良いけれど、あまりの疲労感に外に出たくなかったらしい、父と弟は
「コンビニでいい」
と言い出した。確かに20時にもなっていたため、店も限られてくるのは分かるが。余りにも味気ない。結局押し切られ、初日の夕飯は、コンビニ弁当と味気なく終了した。
〈2日目〉
ホテルはビジネスだったのだが、朝食がしっかりとついており、先が長いことを考え、お腹いっぱい食べた。ビジネスの割には、と言うと失礼だろうけれども、バイキング式で結構満足できた。
さあ、出発…というところで1人足らない。弟だ。どうやら食後にお手洗いに行ったままだという。お腹を下したのか…なんて心配する家族は一人もいない。何故なら弟は、食べたらすぐ出る、というところてん体質。なんて羨ましいんだろう。しかし、こうして出鼻をくじかれるワケだから、迷惑でもある。
さて出発。
目指すは、まず、岐阜県の白川郷。世界文化遺産に登録された場所だ。
今日も私は指定席である助手席の後ろで、ぼんやり景色を眺めてると、飛騨清見の道の駅で車が止まった。ふらっと店を見ていると、『飛騨牛』の文字が。
少し小腹も減ってきていたので、串焼きを注文してみた。その場で焼くため、少し時間がかかるという。待ってる間、ハエが辺りを飛び回っていたのが気になったが、漂ってきた香ばしい匂いに、胃が刺激され次第に意識はそちらの方へ。
「お待ちどうさまでした」
と渡された串には、飛騨牛が一口サイズになり三つ刺さっていた。それを持ち車に戻ると、母と弟の目がキラリと光った。仕方なく一つずつ分けることとする。(この時父も運転席で物欲しそうに見ていたが、気付かないふりをしてしまった。)
「「「美味しい!!」」」
三人揃って同じ反応。口にいれた瞬間、肉汁があふれ、肉も解れてしまった。これで300円なら安い。こんなことなら人数分買うんだった、とちょっとばかし後悔する。(その後色々なところで飛騨牛の串焼きを見たが、大体400円だった)
つづく。
(能登に着いてない…)