言いたくない言葉を言ってしまったとき、変えるべきなのは言葉ではない。
変えるべきはその状況だ。
例えば、授業中に生徒に対し
「あと30分もある。(ため息)」といってしまったとする。(はい、実際に言いましたけど何か)
その言葉によって得るものはじっさい何もない。
というかむしろ、「ああ、30分て言ったらサザエさん二本ぶんか。。。長いな。」となり、さらにその30分が長く感じられるようになるだけだ。
生徒の側も、「先生も早く終わりたいんだ…。」となり、私たちのさっきまでの和やかな雰囲気が一気にどこかよそよそしいものになる。
しかし、だからといって今度からは「あと30分もある。」と思ったときに無理やり
「いやいやそんなことはない。ほら、半分水の入ったコップを、人生と同じであと半分もあると思った方がうまくいくなんていうじゃない。」
と心の中で自分に言い聞かせ、「あと30分しかない!(嬉しい悲鳴)」と言うようにしようと決意し実行に移したところで、生徒は突然ハイテンションな大根役者と化した私に呆然とするだけだろう。第一、私もしんどい。
じゃあどうすればいいのか。
あと30分もあると考えもしない状況を作ればいいのだ。
具体的に考えてみよう。
まず、授業時間に合わせてモチベーションのペース配分をするようにする。マラソンと同じで、走り続けていたらバテテしまう。たまには、休憩を入れるのもいいな。ストレッチ、ストレッチ。
次に生徒のペースに合わせること。私のペースに巻き込むのは諦めて、お互いにストレスフリーな授業時間を送る。
私が少しでも急がせてしまうと、生徒はそのプレッシャーを感じて取り組んでいる問題に純粋に向き合えなくなる。これは自分に何度も言い聞かせていることだけど、やはり勉強はプロセスが大事なのだ。生徒が短時間で解けるようになったり、私が授業をできるだけ進めることよりも、生徒が「自分の頭でイチから考えるようになること」が一番大切なのだ。なのだ。なのだ。。。
もちろん生徒のペースに合わせるけど、自分のリズムも忘れちゃいけない。これをなくしたら私ではなくなる。
つまり、私も生徒も私も生徒も「あと30分」ということを感じる間もなくいつのまにか二時間が経っていたというような状況を作ればいいのだ。
変えるべきは状況だ。