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とあるお店で働いている私だが今日は考えさせられる1日となった。
職場は会員制のお店(というとVIPっぽいが小規模チェーンのカラオケ店だw)で、出勤したらまず入室状況を確認している。
そこに1組、気になる団体がいた。
珍しい苗字で自分と同い年のお客様。だが会員証には名前の部分がなかった。
会員証作ったスタッフのミスだ。実にけしからん。
しかし、この珍しい苗字はそうそういないはず。同い年だし、もしかしたら自分の知っているアイツかもしれない。
仕事をしながら中学時代のとある知人を思い出していた。あぁ・・・実にモップ掛けは面倒である。
んー・・・あいつかぁ・・・同じバスケ部だったけど、特別仲が良いという訳ではなかったな。
むしろ奴は喧嘩っ早くて短気で・・・そのわり喧嘩は弱くて・・・うん。面倒な奴だったな(笑)
彼のそんなところを思い出していたが、そんな何ともない記憶も懐かしみを帯びて、知らず知らずのうちにニンマリとしてしまっていた。
とはいえ、もう10年近く合っていない私たちだ。お互い顔を見ただけでは恐らく気付かないだろう・・・
色んな想像をしつつ黙々と床掃除を続ける。
トゥルルルル
「はい、フロントです」
「チャーシュー麺ください。」
「かしこまりました。チャーシュー麺は塩、醤油、味噌のスープがございますが、どちらのスープになさいますか?」
「醤油で。」
「はい。かしこまりました。ありがとうございます。」
ガチャッ
電話が切れる音を確認した。
電話口が彼なら10年ぶりの会話である。
さっさとラーメンを作る。深夜にラーメンは結構出るので手馴れたもんである。
コンコン
「失礼いたします」
「お待たせいたしました。チャーシュー麺でございます。熱いのでお気を付けてお召し上がり下さい。」
「失礼致しました。ごゆっくりどうぞ」
彼が中学の時の彼なら10年ぶりの再会である。だが本当に彼なのか分からなかった。面影はある。
それより驚いたのは彼が車イスに乗っていたことだ。
彼の両足はなくなっていた。
彼の左腕はなくなっていた。
本当に彼なのか?
お連れ様がいる中で、また敏感な話になりそうなので会話することもできず、腑に落ちぬまま厨房に帰ってきてしまった。
やっぱ違うのかなぁ・・・
調理器具を洗って、黙々と仕事を片付ける。
お手洗いのチャックに行く。
フロントにいって今日の伝票を集計しだす。
ちょうどその時、ラーメンを食べ終えたのであろう彼がフロントに来た。
タバコを吸いたかったようだ。連れに気を使って部屋から出てきたのだろう。
軽く会釈をして伝票を集計し続ける私。作業でしかない。
一段落してチラッとカウンターの机から前の方に目をやると、彼はまだタバコを吸っていた。
んー。アイツなのか?顔は似てるような??でもこんなやせ細っていなかったよなぁ・・・
んー・・・
眼が合った。
タバコをふかす彼。視線を逸らさない私。
「Kか?」
ポロっと私の口から声が出た。
「ん?そうだけど?誰?」
「やっぱそうなのか。珍しい苗字だから、もしかしたらてって思ってたんだけどK.Uか。俺だよS。Y.Sだよ」
「あぁー・・・・K中の?バスケ部だった?」
「あぁ」
「へぇーお前変わったな!」
「変わったなって・・・お前に言われたかねーよ」
「・・・・・・・・まぁなw」
それから何故彼がそうなったのか昔の思い出話と混じりつつ教えてもらった。
まるでドラマのようだが交通事故だったようだ。彼がバイクで相手はトラック。四肢を巻き込まれて残ったのは利き腕の右手だけ。
不幸中の幸いなのか・・・それとも・・・
いや命あるだけ幸いなのだろう。
彼は楽しそうにしていた。
暗さや影はない。
そして何より穏やかで優しい性格になっていた。中学の時の彼とはまるで別人。
車イスの扱いも上手で普通の車イスではなく、競技用のものに見えた。
恐らく彼は両足、片腕がなくても充実した幸せな生活をているのであろう。
前を向いて進んでいるのが何となくだが感じ取れた。
私は今の境遇、特に自分の職に満足していない。
それ故に不満ももっているし、どこか陰りがある生活をしている。
目標はあるのだが自分に甘すぎる。
・・・
恥ずかしさを覚えたね。
彼はもう昔のようにバスケが出来ない
走ることも、歩くことも、二度と自分の両の足で立つ事もない
職を選択することにも制限がかかれば、出来ないこともある
両腕で自分の恋人、子供を抱きしめることもできない
それでも彼は幸せそうで、充実しているようだった
オーラというか・・・一緒にいてそれが感じ取れる雰囲気を放っていた
それが何よりの幸せの証拠だと思う
私には両腕もあれば、両足もある
何故彼は幸せになれて私はなれないのだろうか?
きっと貴方にも両腕と両足があるだろう
あなたに足りないものは何ですか?
私は見つかりそうです。
職場は会員制のお店(というとVIPっぽいが小規模チェーンのカラオケ店だw)で、出勤したらまず入室状況を確認している。
そこに1組、気になる団体がいた。
珍しい苗字で自分と同い年のお客様。だが会員証には名前の部分がなかった。
会員証作ったスタッフのミスだ。実にけしからん。
しかし、この珍しい苗字はそうそういないはず。同い年だし、もしかしたら自分の知っているアイツかもしれない。
仕事をしながら中学時代のとある知人を思い出していた。あぁ・・・実にモップ掛けは面倒である。
んー・・・あいつかぁ・・・同じバスケ部だったけど、特別仲が良いという訳ではなかったな。
むしろ奴は喧嘩っ早くて短気で・・・そのわり喧嘩は弱くて・・・うん。面倒な奴だったな(笑)
彼のそんなところを思い出していたが、そんな何ともない記憶も懐かしみを帯びて、知らず知らずのうちにニンマリとしてしまっていた。
とはいえ、もう10年近く合っていない私たちだ。お互い顔を見ただけでは恐らく気付かないだろう・・・
色んな想像をしつつ黙々と床掃除を続ける。
トゥルルルル
「はい、フロントです」
「チャーシュー麺ください。」
「かしこまりました。チャーシュー麺は塩、醤油、味噌のスープがございますが、どちらのスープになさいますか?」
「醤油で。」
「はい。かしこまりました。ありがとうございます。」
ガチャッ
電話が切れる音を確認した。
電話口が彼なら10年ぶりの会話である。
さっさとラーメンを作る。深夜にラーメンは結構出るので手馴れたもんである。
コンコン
「失礼いたします」
「お待たせいたしました。チャーシュー麺でございます。熱いのでお気を付けてお召し上がり下さい。」
「失礼致しました。ごゆっくりどうぞ」
彼が中学の時の彼なら10年ぶりの再会である。だが本当に彼なのか分からなかった。面影はある。
それより驚いたのは彼が車イスに乗っていたことだ。
彼の両足はなくなっていた。
彼の左腕はなくなっていた。
本当に彼なのか?
お連れ様がいる中で、また敏感な話になりそうなので会話することもできず、腑に落ちぬまま厨房に帰ってきてしまった。
やっぱ違うのかなぁ・・・
調理器具を洗って、黙々と仕事を片付ける。
お手洗いのチャックに行く。
フロントにいって今日の伝票を集計しだす。
ちょうどその時、ラーメンを食べ終えたのであろう彼がフロントに来た。
タバコを吸いたかったようだ。連れに気を使って部屋から出てきたのだろう。
軽く会釈をして伝票を集計し続ける私。作業でしかない。
一段落してチラッとカウンターの机から前の方に目をやると、彼はまだタバコを吸っていた。
んー。アイツなのか?顔は似てるような??でもこんなやせ細っていなかったよなぁ・・・
んー・・・
眼が合った。
タバコをふかす彼。視線を逸らさない私。
「Kか?」
ポロっと私の口から声が出た。
「ん?そうだけど?誰?」
「やっぱそうなのか。珍しい苗字だから、もしかしたらてって思ってたんだけどK.Uか。俺だよS。Y.Sだよ」
「あぁー・・・・K中の?バスケ部だった?」
「あぁ」
「へぇーお前変わったな!」
「変わったなって・・・お前に言われたかねーよ」
「・・・・・・・・まぁなw」
それから何故彼がそうなったのか昔の思い出話と混じりつつ教えてもらった。
まるでドラマのようだが交通事故だったようだ。彼がバイクで相手はトラック。四肢を巻き込まれて残ったのは利き腕の右手だけ。
不幸中の幸いなのか・・・それとも・・・
いや命あるだけ幸いなのだろう。
彼は楽しそうにしていた。
暗さや影はない。
そして何より穏やかで優しい性格になっていた。中学の時の彼とはまるで別人。
車イスの扱いも上手で普通の車イスではなく、競技用のものに見えた。
恐らく彼は両足、片腕がなくても充実した幸せな生活をているのであろう。
前を向いて進んでいるのが何となくだが感じ取れた。
私は今の境遇、特に自分の職に満足していない。
それ故に不満ももっているし、どこか陰りがある生活をしている。
目標はあるのだが自分に甘すぎる。
・・・
恥ずかしさを覚えたね。
彼はもう昔のようにバスケが出来ない
走ることも、歩くことも、二度と自分の両の足で立つ事もない
職を選択することにも制限がかかれば、出来ないこともある
両腕で自分の恋人、子供を抱きしめることもできない
それでも彼は幸せそうで、充実しているようだった
オーラというか・・・一緒にいてそれが感じ取れる雰囲気を放っていた
それが何よりの幸せの証拠だと思う
私には両腕もあれば、両足もある
何故彼は幸せになれて私はなれないのだろうか?
きっと貴方にも両腕と両足があるだろう
あなたに足りないものは何ですか?
私は見つかりそうです。



