エディやニックと、キョウは多分友達ではない。
だけど、「アジア人」って狭いコミュニティの中で、
どこで誰が繋がってるかはわからない。
あたしがキョウと寝たってのがバレるのだって
きっと時間の問題だ。
-おんなじ「シマ」で2回もワンナイトなんて、
きっとあたし、スラットだと思われんだろーーな。
そんなことを考え始めたら気まずくて仕方なくなって、
家に着くや否や、エディに電話する。
「おお、チェリ?どうだった昨日?」
「うーーーーーん、それがさぁ、
ニックと引き合わせてくれるつもりだったのにアレなんだけど、
実は別のヤツとフックアップしちゃったんだよねぇ・・・・・・
バレるのも時間の問題だから、
こっちから言っておこうと思ってさ」
「はぁ?マジで?誰?」
「キョウって言ってた。
本名は知らないけど。
まぁ、そんなわけでニックからの電話に出てないんだけど、
そこんとこよろしくね」
「いやさ、お前が誰と何しようとお前の自由だけど、
まーそんなに落ち込むなよな」
たしかエディはそんなようなことを言って、電話を切った。
その日は日本人の友達の家でパーティだったから、
何となく浮かない気持ちながらも、
引きこもっててもしょうがないと思ってとりあえず出かける。