旦那さんの鞄に入れておいたボイスレコーダー
結果は
大失敗




と
大成功!
少し長くなりそうです。
彼が女の子と会ってるときに、
私にLINEでこれから打ち合わせー
と連絡がきた。
はいはい、わかってますよー


ホテル行くから連絡とれないのねー



と、シラケて見ていた。
正直いうと、
彼の陳腐な行動に笑えてきた。
口には出さなくても、
こんな風にすべてわかっている状況というのは
ある意味自分の立場を上にし、
精神的にも悪くない。
むしろ、スッキリした気分。
その間のもやもやは消えないけれど、
なんとかその場をやり過ごす。
3時に待ち合わせ。
夕方時6頃クライアントとかるくのみに行くと連絡が入る。
ごはんもいくの?
実は朝、
「今日飲みかも」
と聞かされていた。
だから、もしかして。。。
とは思っていた。
行かないでほしいと心の中で叫びながら。
念のため、そのクライアントとのやり取りの中に、
打ち合わせも予定も入っていないことはチェック済み。
(

)
つまり、その子と遅くなった場合のことを考えていた、ということになる。
ふーん。
結構準備万端じゃないの。
私は、一人、
銀座のbarに繰り出す。
最近ここのママとお近づきになれて、
たまに顔をだす。
お客様の層もよろしく、
紳士なおじさまたちの集う社交場。
社会的ステイタスのある方々とご一緒させていただき、刺激になる。
ちょっとくらいちやほやされても、いいよね?
そんな感じで、
少しの間携帯を放置していた。
気づけば10時を回る頃。
スマホを見ると旦那さんからの
着信とLINE。
帰ってきたよ、のメッセージは二時間前。
それと7件の着信。
普段いるはずの私がいなくて焦ったんだろうな。
特に、ついさっき嘘ついてるから余計に。。
私は何事もなかったように、
電話する。
「もしもしーごめん、電話気付かなかった」
「あ、もしもしー、うん、おつかれー」
(なにがおつかれ?!?!笑)
「うん、今帰ってるよ。これから電車のるからあと30分くらいかな」
「そうなんだねー、イマドコ?
タクシーでかえりな」
「え?いーよ、もう駅のまえだし」
「よくないよ、寒いし、その方が早いから」
「。。。。。」
「ね!待ってるね!」
「。。。わかった、ありがとう」
私、たんたんとしてたと思う。
この優しさは罪悪感の現れなのか、
なんなのか、
いらっとしつつ、
そんなかわいくない自分に呆れる。
素直になればいいのに。
タクシーの車内でそんなことを思い、
降りるときには
笑顔で「ただいま」と言う準備ができていた。
すると、
なんと、
彼が車寄で待ってるじゃん!
びっくりしたー!
「ただいま」
「おかえり」
それだけの会話で十分。
一緒におうちに帰った。
なんだか、夫婦っぽい。
何て思いながら。
「どこいってたの?何してたの?」
と聞かない彼に
私は懐の深さを感じた。
見方を変えればただ、
自分が聞かれたくなかったからとも言えるのだろうけど、
それをネチネチ思ったところでなにも変わらない。
自分が嫌になるだけだし。。。
私は意地悪心で、
「打ち合わせどーだった?」
って、聞きたいのをぐっとこらえる。
彼はきっと、
いるべきはずの私がいなくて焦ったのだろう。
何事もなく帰ってきてくれてよかった、
という彼の心の声を感じた気がした。
そんな小さな幸せを
私の中で大きな大きな幸せに拡大する。
そうやって、
自分の幸福感を満たす術は
ひとつの特技になりつつあると思う。
そして、
こっそりと、
彼の携帯を確認。
やっぱり、
女の子と一緒だったね。
スッキリしてるから、
ご機嫌なのかしら。。。。。。
怒るわけでなく、
不機嫌でもなく、
笑顔で仲良く眠りにつく。
夜中によくわからない涙を流しながら。
横にいる彼に気付かれないように
声を殺して泣いた。
心の中では、
少しくらい
彼にも私が泣いてること知られればいい、
と思いながら。
彼が女の子と過ごした事実に対する悲しみ、
やっぱり彼のことが好きで大事と思う乙女心、
おかえりと言ってくれる彼の優しさ、
いろんな感情が交差する。
でも、少し冷静になると
結局は
私はこうしてほしいのに、彼はそうしてくれない!
って言ってるだけなのかな。
なんて思えてきたりもする。
結構深い。
ボイスレコーダーの中身が楽しみだ。
つづく