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MINDSCAPE

ケミケミのブログ

 

 
MINDSCAPE vol.8 [完結編]
2014年2月15日(土) MINDSCAPEの最終章としてvol.8を開催します。

2010年から開催してきましたMINDSCAPEも、おかげさまでこれまで7回を数える開催をしてまいりました。
 次回のvol.8はファイナルにふさわしく、「心象風景」の極意を味わっていただけるべく鋭意企画中でございます。

年末までには詳細を発表する予定です。
よろしくお願いいたします!

久々に13年も前に購入したCDを聴いた。

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SPANOVA(スパノヴァ)
兵庫県出身のKENとSHIN兄弟からなる音楽ユニットで、自らが所有する「Daily Planet Studio」から、素晴らしい音楽を発信し続けている。
最初に出会ったのは1998年1月リリースの「魂は木の葉のように」という曲で、メジャー作とは思えないような売れ線狙いとは明らかに違うスタイルで、ざらついた独特の質感を持つ音に心地よくもエキサイティングなグルーヴを一瞬にして感じシングル(写真右上)を購入。


(注:音はオリジナルよりかなり劣化しています)

そして翌月にアルバム「Dead Music Flamingo」(写真左下)をゲット。
ソウル・ヒップホップ・ファンク・ロックを見事までに昇華させた、類希なるその才能と守備範囲の広さに圧倒され、幾度となく繰り返し聴いた名盤である。

そのアルバムリリースの丁度1年前、彼らは「DaiLY PLaNeT」(写真左上)というミニアルバムでメジャーデビューしていた事を知ったが、既にそのタイミングで入手が困難になっていて、血眼になって探した事を覚えている。

彼らのベースメントは黒人音楽であることはすぐにわかるけれど、ソウルやジャズのポップな部分を生かし切る独特のスタイルが特徴的。
当時こういった音楽がメジャーから出てきたことに驚いたものだ。
アルバム発売時のインタビューで、「僕たちのポップはポップアップのポップ。バスキアの画のような斬新な音楽のイメージ」と語っていたことを今もって覚えている。

「Dead Music Framingo」は、全曲彼らのスタジオでレコーディングされているが、驚いたのはそのRecメンバーの中に、現Dachamboのベース・Eijiくんを見つけたこと。
以前mixiで日記を書いたら、当時の事をいろいろ教えてくれた。
音楽を通して知り合った友人が、出会う前に聴いていた大好きだったアルバムに参加していたのは無性に嬉しかった。

今もって通して聴いても曲や音に全く古さを感じさせないばかりか、新しい発見すらある。

彼らは次作の「super ball」(写真右下)までは生音中心の独自のポップな路線を歩んでいたが、2000年の「Dairy Of The Headphonist」からエレクトロ色が幾分入り込むようになり、ワーナーを離れるとアンビエントな路線に変化した。この頃から僕も彼らの音楽から少し離れて行ったように記憶している。

残念ながらWEA(ワーナー)時代のすべてのCDは廃盤になっており、それをツイッターに書き込んでふとSPANOVAのWEBを見たら、5月19日の最新アルバム「SetsunaLized SetsunaRider」配信に合わせて、WEAから出ていた全音源がiTunesより配信されている事を知った。
何と探しまくっていた「DaiLY PLaNeT」や、愛しい「super ball」までも目
時代は確実に配信へ向かっているのかな・・・

是非この機会に音楽を聴いている人も、演っている人も聴いてみてほしいと切に思う。
ほんの13年前には、メジャーでもこんなに豊かな音楽を発信していたという証である。


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DaiLY PLaNeT / SPANOVA

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Dead Music Flamingo / SPANOVA

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super ball / SPANOVA

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