ついに長男が大学生になり一学期目を無事終了して帰って来ました。あまりこういった事を書いても誰も興味がないと思うけど自分の記録用に書いておこうと思い書いています。日本であまり知られていないと思いますが幾つかのアメリカの大学にはHonor Colllegeといった所があり、所属する生徒たちはそこで4年間過ごす予定になっています。 寮も隔離されていて一般教養などのクラスは、ほぼ別メニューです。クラスも所属している生徒のみが受けるのでいくつかのクラスは1−2年間ずーっと一緒に受けます。コレはうちの子にはとても良い事でこの一学期だけで相当な数の友達が出来ました。冬休み中の今も友達とオンラインゲームで遊んでいるのを見ると親としてとても安心します。勿論ここに所属している子たちは専攻が様々で今年のルームメイトはジャズプレイヤーで芸術学部です。うちの子は数学部なので全く接点がなさそうな気もしますがとても仲良くやっています。尚、このColllegeに所属している子達は寮保護者みたいな人がいて、ほぼ毎週彼らを色々な所に連れて行ってキャンプや屋外活動とかの経験をつませてくれます。こういった活動も友達が出来易い環境にさせていると思っています。

     さて長男のスケジュールに戻したいのですが、その前にアメリカではAPの試験があり一年生のクラスは結構飛ばすことが出来ます。うちの子の場合、物理、化学、微積等をスキップ出来たので25単位分位受けなくて良い事になりました。ここまではアメリカでは結構有る事だと思います。数学部ではコレに加えて突出した生徒様に飛び級試験があります。学期が始まる前の週でベクトル解析, 線形代数, 解析入門 I & IIの飛び級試験を終わらせて全て満点パス。そして大学生になった最初の学期で複素解析入門、代数入門 I、可微分多様体、リー群に関連したリサーチクラスを受講しました。そして学期が終わった今週、微分方程式の飛び級試験を受けました。まとめると取ったクラスに数学のAPを含む飛び級試験を7つ、先生方と1時間ほど面接して飛ばした4年生のクラスが3クラス。 全て合わせるとこの時点でほぼ数学部の専門課程が終了しています。

     では次の学期から3年半、何をとるのかというと、ほぼ大学院のクラスです。これだけ飛ばしまくっても結局4年後期まで全ての学期で数学の授業でスケジュールが埋まっているんです。いや、数学って本当に奥が深いですね。次の学期が実は結構ヤバイレベルのクラスがいくつか有るので次の学期もうまくいくと良いのだけれど。長男がんばれ!