おれは静岡の田舎で生まれ育った。
実家は昔から続く老舗のお茶屋。
だから小さい頃から渋いお茶を飲まされ育った。
そんなおれも思春期真っ只中の17歳の高校生。
今じゃブラックコーヒーの味を覚えてしまいお茶より飲んでいる。
今日も教室の後でiPodでKen Yokoyamaを聞きながらグランドを見て授業をサボっている。
案の定先生に叱られiPodを没収。ふてくされ寝るおれに別のクラスの友達のユウタからメール。
「昼休みに食堂行こうぜ!」
毎日来るこのメール。
いちいちメールしなくても分かってるよ。
彼女でも居てればお弁当作ってもらって屋上で一緒に食べてああでもないこうでもないと楽しくお喋りしながら過ごしてるのになぁ。まぁ、そんな事が起きる訳でもなく昼休みになりユウタと食堂へ。
ユウタとは幼稚園からの幼馴染みでおれとは違ってスポーツ万能で頭のいい男らしいやつだ。
そんなユウタと毎日一緒にいる。中学の時、おれが好きな子に告白できないでいるとユウタが勝手にその子を呼び出し告白する羽目に。向こうもおれを好きだったらしく結局付き合えたからいいけど。
卒業する前にフラれた時も一緒にいた。
それ位毎日一緒にいる。
今日も学食でいつもの様にカツ丼を食べているとユウタのクラスの女子2人が「一緒に食べよう」と座ってきた。
1人はおれ達と中学から一緒の美香だ。
こいつもこいつでやたらと活発な野郎だ。
怒っておれの眼鏡潰したり好きな子にフラれて泣きながら夜中に電話してきたり。
ユウタと美香が揃うと凄くやかましい。マシンガントークだ。
そんな美香の隣に美香とユウタと同じクラスの亜依子が居た。
亜依子とは放課後美香にギターを教える時に隣にいた位でそこまで話はしたことがない。
凄くキレイな顔立ちで大人しい。誰かさんとは大違いだ。
そんな事を考えニヤつくと美香に「なにニヤニヤしてんの??このエロ眼鏡が!」と一言。
「別にエロい事なんか考えてねーよ!」と焦って言い返す。
ユウタが「まぁ、いいじゃん!実際エロいんだから。」と囃し立てる。
そんな俺達を見て亜依子は微笑む。
亜依子の笑顔はとても可愛い。
学校で一番可愛い。
昼飯も終えおれは先生の所にiPodを返してもらう為に職員室へ。
こっぴどく怒られ先生もKen Yokoyamaが好きらしく青春時代はHi-Standardばかり聞いていたらしい。
無事にiPodも返ってきてまた授業中に聞いて放課後野球部のユウタを待ちつつおれは軽音部の部室でなりきってギターを弾く。
この時が一番楽しい。
毎日こんな日々を過ごしついに卒業。
みんなそれぞれの道を進み、俺達2人はユウタはは東京の大学へ進みおれは東京の専門学校へ進学。
美香は名古屋の美容師学校へ進学し亜依子は静岡市内の短大へ。
おれとユウタは東京に出てきて以来お互い忙しくなかなか都合が合わず遊んでない。
美香も名古屋だから会うことが無くなった。
おれは専門学校を卒業し印刷会社のデザイン部に就職した。
旅行会社のパンフレットや雑誌のデザインをしている。
会社に勤めて3年ユウタも無事卒業し大手会社の営業マンとして就職し美香も美容師として頑張っている。
ある日突然知らないアドレスから
『同じ高校だった亜依子です。美香から連絡先を教えてもらいました!今東京にいるんだよね??私も今週から仕事の関係で東京に引っ越す事になったんだぁ。今日少し時間空いてる??ご飯行こうよ!』と、メールが。
そう言えば卒業以来会ってないなぁ。
『久し振り。全然時間空いてるよ!もんじゃ焼き食べに行こう!じゃぁ20時に月島駅で待ち合わせね』
そんなこんなで20時前に駅に着きなぜかドキドキするおれ。
まさか亜依子と2人で食事に行くとは。
変な期待を膨らまし待つおれ。
ニヤニヤしてるおれの背中をトンっと…。
「待たせてごめん!久し振り!」
正直ビックリした。
亜依子の綺麗さに周りの人が振り向くほどだ。
あまりの綺麗さに緊張しながら目的の店に。
緊張しすぎて会話の内容など全然覚えてない…。
楽しかった時間もすぐに終演を迎え「またご飯でも行こうよ!次は焼き肉!約束ね!」
そんな約束もして帰路に着く。
しかし約束をしたままお互い忙しくなかなか休みが取れず。
そんな時に休みの合う女性と遊ぶ様になりそのまま付き合う事に。
それ以来亜依子とは連絡も取らず約一年がたった。
一年が経ちおれは彼女と別れようと決めてなかなか言えずにいた。他に誰かを好きになった訳でもなくただ終わりにしたかった。
そんな時にまたメールが。
「今何してる??ご飯いかない??」
久々の亜依子からのメール。
「今日は忙しいから3日後に行かない??」おれはそう返すと「じゃぁ3日後ね!OK!!」とすぐ返事が。
なぜこのタイミングなんだろう??
亜依子はただご飯に誘ってくれただけなのに勝手に自分の中で色々と考えてしまう。
当日、おれは打ち合わせが長引き少し遅れた。
待ち合わせ場所に着くと綺麗な女性が一人誰かを待っているようだった。
そう、その人は亜依子だ。
「久し振りだね!」勝手に緊張するおれ。
亜依子は「本当に久し振りだね!元気だった??」とどこか楽しそうに見えた。
「お茶してからご飯にしようか。」とおれが言って近くの喫茶店に。
そこではおれがその日買った写真集を見せると亜依子は思いの外食い付いた。
まさか亜依子が食い付いてくると思わなかった。
時間も時間になり亜依子に何が食べたいか聞くと「何でもいいよ」と言うのでおれは「じゃぁまだ果たせてない約束があるからそれにしよう」と言うと亜依子は不思議そうな顔をした。
だからおれは「焼き肉!」と言うとテンションの上がった亜依子の顔はとても可愛かった。
あまりの可愛さにドキッとした。
二人で焼肉を食べている時もおれのドキドキ止まらない。
酒の力も借りたせいか口も達者になり色んな事を話した。
「今彼女は??いいの??あたしといて。」そんな質問をしてる亜依子の表情が少し寂しく見えた。
「今は居てるけど別れようと思ってる。別に嫌いになった訳でもなくただこの状態から抜けたかったんだ。」そう言うと亜依子の顔がさらに寂しく見えた。
「今彼氏は??」
「いないよ。」
即答だった。
いつからいないのか聞きたかったけど聞けなかった。
気が付くと時間が終電前に。
急いで会計を済まし駅へ。
帰り道が途中まで一緒だったので電車に飛び付いた。
同じ駅で降りてサヨナラをし、亜依子は別の電車に乗り換えおれはそのまま改札を出た。
おれはその場で彼女に別れを告げた。
彼女には申し訳ないが自由を求めた。
彼女も承諾し「せっかく出会ったのだから友達でいようね」と言われおれも承諾した。
ほろ酔い気分のまま家に着き気が付くと朝だった。
亜依子から昨日のお礼のメールが着てたので返信し8月の花火大会に行こうと誘ってみた。
すると即答で「行きたい!」と返ってきた。
おれは心踊らせながら仕事場へ向かった。
それから毎日連絡するようになりある日恋愛話に。
「気になる人っていてる??」
そう聞かれたおれは「いてるよ」と答えた。
「いい感じ??」
「正直分からないな。でも仲良くはさせてもらってるよ。」
「そっか!結ばれるといいね。」そんな会話が続いた。
おれが気になってるのは亜依子だ。
だけどそんなこと本人には言えない。
別れたばっかりのおれがすぐに亜依子に乗り換えたとも思われたくないと言う変なプライドが邪魔してる。
だから何も言えないでいる。
それから1週間後
花火大会の日
おれは待ち合わせ場所に早く着いてしまい喫茶店で一服。
すると亜依子から「今着いたよ。」とメールが。
おれは慌ててコーヒーを飲み干し待ち合わせ場所へ。
しかし毎回合流時におれは驚かされる。
今日は花火大会って事もあって亜依子は浴衣姿だ。
その姿がとても美しい。
美しすぎる。
毎回ドキドキするおれ。
正直落ち着かない。
会場に着き二人で「乾杯!」
「外で飲むビールは美味いねぇ!」
おれは亜依子の浴衣姿を写真に納めたくてデジカメを取り出しシャッターをきった。
写真の中でも彼女の美しさが際立っている。
もう彼女に惚れてしまっている。
目の前にバッタが現れなかなか退かない。
そんなバッタに注目していると花火が射ち上がり始めた。
目の前で射ち上がる花火の迫力に驚いた。
彼女を見てみると彼女も花火に夢中だ。
花火に夢中な彼女の横顔に目を奪われた。
おれはふと我にかえり花火を見続けた。
花火はあっという間に終わり続々と帰る人達で周辺は大混雑。
おれは彼女とはぐれてはいけないと思い何も言わず彼女の手をギュッと握り締めた。
すると彼女も握り返してきた。
そこから解散するまでずっと手は握ったまま。
彼女は何を思ってるんだろう。
おれは亜依子の事が好きになってる。
彼女の気持ちが知りたい。
だけど聞けない。
また変なプライドが邪魔してる。彼女から告白してくれよー!!!っと自分勝手に考えてる。
そんな事を考えながら月日は流れもうすぐ3ヶ月。
その後もご飯に行ったり流星群を見に行ったりそれなりに2人で遊んでる。
だけど最近年末に向けて仕事が急に忙しくなり亜依子はもちろん友達にもなかなか会えず。
すると亜依子から突然のまたメール
「落ち着いたらデートしてよね」
その言葉におれは心を決めた。
次に会うときはおれから告白しようと。
それまでは仕事に集中しよう。
実家は昔から続く老舗のお茶屋。
だから小さい頃から渋いお茶を飲まされ育った。
そんなおれも思春期真っ只中の17歳の高校生。
今じゃブラックコーヒーの味を覚えてしまいお茶より飲んでいる。
今日も教室の後でiPodでKen Yokoyamaを聞きながらグランドを見て授業をサボっている。
案の定先生に叱られiPodを没収。ふてくされ寝るおれに別のクラスの友達のユウタからメール。
「昼休みに食堂行こうぜ!」
毎日来るこのメール。
いちいちメールしなくても分かってるよ。
彼女でも居てればお弁当作ってもらって屋上で一緒に食べてああでもないこうでもないと楽しくお喋りしながら過ごしてるのになぁ。まぁ、そんな事が起きる訳でもなく昼休みになりユウタと食堂へ。
ユウタとは幼稚園からの幼馴染みでおれとは違ってスポーツ万能で頭のいい男らしいやつだ。
そんなユウタと毎日一緒にいる。中学の時、おれが好きな子に告白できないでいるとユウタが勝手にその子を呼び出し告白する羽目に。向こうもおれを好きだったらしく結局付き合えたからいいけど。
卒業する前にフラれた時も一緒にいた。
それ位毎日一緒にいる。
今日も学食でいつもの様にカツ丼を食べているとユウタのクラスの女子2人が「一緒に食べよう」と座ってきた。
1人はおれ達と中学から一緒の美香だ。
こいつもこいつでやたらと活発な野郎だ。
怒っておれの眼鏡潰したり好きな子にフラれて泣きながら夜中に電話してきたり。
ユウタと美香が揃うと凄くやかましい。マシンガントークだ。
そんな美香の隣に美香とユウタと同じクラスの亜依子が居た。
亜依子とは放課後美香にギターを教える時に隣にいた位でそこまで話はしたことがない。
凄くキレイな顔立ちで大人しい。誰かさんとは大違いだ。
そんな事を考えニヤつくと美香に「なにニヤニヤしてんの??このエロ眼鏡が!」と一言。
「別にエロい事なんか考えてねーよ!」と焦って言い返す。
ユウタが「まぁ、いいじゃん!実際エロいんだから。」と囃し立てる。
そんな俺達を見て亜依子は微笑む。
亜依子の笑顔はとても可愛い。
学校で一番可愛い。
昼飯も終えおれは先生の所にiPodを返してもらう為に職員室へ。
こっぴどく怒られ先生もKen Yokoyamaが好きらしく青春時代はHi-Standardばかり聞いていたらしい。
無事にiPodも返ってきてまた授業中に聞いて放課後野球部のユウタを待ちつつおれは軽音部の部室でなりきってギターを弾く。
この時が一番楽しい。
毎日こんな日々を過ごしついに卒業。
みんなそれぞれの道を進み、俺達2人はユウタはは東京の大学へ進みおれは東京の専門学校へ進学。
美香は名古屋の美容師学校へ進学し亜依子は静岡市内の短大へ。
おれとユウタは東京に出てきて以来お互い忙しくなかなか都合が合わず遊んでない。
美香も名古屋だから会うことが無くなった。
おれは専門学校を卒業し印刷会社のデザイン部に就職した。
旅行会社のパンフレットや雑誌のデザインをしている。
会社に勤めて3年ユウタも無事卒業し大手会社の営業マンとして就職し美香も美容師として頑張っている。
ある日突然知らないアドレスから
『同じ高校だった亜依子です。美香から連絡先を教えてもらいました!今東京にいるんだよね??私も今週から仕事の関係で東京に引っ越す事になったんだぁ。今日少し時間空いてる??ご飯行こうよ!』と、メールが。
そう言えば卒業以来会ってないなぁ。
『久し振り。全然時間空いてるよ!もんじゃ焼き食べに行こう!じゃぁ20時に月島駅で待ち合わせね』
そんなこんなで20時前に駅に着きなぜかドキドキするおれ。
まさか亜依子と2人で食事に行くとは。
変な期待を膨らまし待つおれ。
ニヤニヤしてるおれの背中をトンっと…。
「待たせてごめん!久し振り!」
正直ビックリした。
亜依子の綺麗さに周りの人が振り向くほどだ。
あまりの綺麗さに緊張しながら目的の店に。
緊張しすぎて会話の内容など全然覚えてない…。
楽しかった時間もすぐに終演を迎え「またご飯でも行こうよ!次は焼き肉!約束ね!」
そんな約束もして帰路に着く。
しかし約束をしたままお互い忙しくなかなか休みが取れず。
そんな時に休みの合う女性と遊ぶ様になりそのまま付き合う事に。
それ以来亜依子とは連絡も取らず約一年がたった。
一年が経ちおれは彼女と別れようと決めてなかなか言えずにいた。他に誰かを好きになった訳でもなくただ終わりにしたかった。
そんな時にまたメールが。
「今何してる??ご飯いかない??」
久々の亜依子からのメール。
「今日は忙しいから3日後に行かない??」おれはそう返すと「じゃぁ3日後ね!OK!!」とすぐ返事が。
なぜこのタイミングなんだろう??
亜依子はただご飯に誘ってくれただけなのに勝手に自分の中で色々と考えてしまう。
当日、おれは打ち合わせが長引き少し遅れた。
待ち合わせ場所に着くと綺麗な女性が一人誰かを待っているようだった。
そう、その人は亜依子だ。
「久し振りだね!」勝手に緊張するおれ。
亜依子は「本当に久し振りだね!元気だった??」とどこか楽しそうに見えた。
「お茶してからご飯にしようか。」とおれが言って近くの喫茶店に。
そこではおれがその日買った写真集を見せると亜依子は思いの外食い付いた。
まさか亜依子が食い付いてくると思わなかった。
時間も時間になり亜依子に何が食べたいか聞くと「何でもいいよ」と言うのでおれは「じゃぁまだ果たせてない約束があるからそれにしよう」と言うと亜依子は不思議そうな顔をした。
だからおれは「焼き肉!」と言うとテンションの上がった亜依子の顔はとても可愛かった。
あまりの可愛さにドキッとした。
二人で焼肉を食べている時もおれのドキドキ止まらない。
酒の力も借りたせいか口も達者になり色んな事を話した。
「今彼女は??いいの??あたしといて。」そんな質問をしてる亜依子の表情が少し寂しく見えた。
「今は居てるけど別れようと思ってる。別に嫌いになった訳でもなくただこの状態から抜けたかったんだ。」そう言うと亜依子の顔がさらに寂しく見えた。
「今彼氏は??」
「いないよ。」
即答だった。
いつからいないのか聞きたかったけど聞けなかった。
気が付くと時間が終電前に。
急いで会計を済まし駅へ。
帰り道が途中まで一緒だったので電車に飛び付いた。
同じ駅で降りてサヨナラをし、亜依子は別の電車に乗り換えおれはそのまま改札を出た。
おれはその場で彼女に別れを告げた。
彼女には申し訳ないが自由を求めた。
彼女も承諾し「せっかく出会ったのだから友達でいようね」と言われおれも承諾した。
ほろ酔い気分のまま家に着き気が付くと朝だった。
亜依子から昨日のお礼のメールが着てたので返信し8月の花火大会に行こうと誘ってみた。
すると即答で「行きたい!」と返ってきた。
おれは心踊らせながら仕事場へ向かった。
それから毎日連絡するようになりある日恋愛話に。
「気になる人っていてる??」
そう聞かれたおれは「いてるよ」と答えた。
「いい感じ??」
「正直分からないな。でも仲良くはさせてもらってるよ。」
「そっか!結ばれるといいね。」そんな会話が続いた。
おれが気になってるのは亜依子だ。
だけどそんなこと本人には言えない。
別れたばっかりのおれがすぐに亜依子に乗り換えたとも思われたくないと言う変なプライドが邪魔してる。
だから何も言えないでいる。
それから1週間後
花火大会の日
おれは待ち合わせ場所に早く着いてしまい喫茶店で一服。
すると亜依子から「今着いたよ。」とメールが。
おれは慌ててコーヒーを飲み干し待ち合わせ場所へ。
しかし毎回合流時におれは驚かされる。
今日は花火大会って事もあって亜依子は浴衣姿だ。
その姿がとても美しい。
美しすぎる。
毎回ドキドキするおれ。
正直落ち着かない。
会場に着き二人で「乾杯!」
「外で飲むビールは美味いねぇ!」
おれは亜依子の浴衣姿を写真に納めたくてデジカメを取り出しシャッターをきった。
写真の中でも彼女の美しさが際立っている。
もう彼女に惚れてしまっている。
目の前にバッタが現れなかなか退かない。
そんなバッタに注目していると花火が射ち上がり始めた。
目の前で射ち上がる花火の迫力に驚いた。
彼女を見てみると彼女も花火に夢中だ。
花火に夢中な彼女の横顔に目を奪われた。
おれはふと我にかえり花火を見続けた。
花火はあっという間に終わり続々と帰る人達で周辺は大混雑。
おれは彼女とはぐれてはいけないと思い何も言わず彼女の手をギュッと握り締めた。
すると彼女も握り返してきた。
そこから解散するまでずっと手は握ったまま。
彼女は何を思ってるんだろう。
おれは亜依子の事が好きになってる。
彼女の気持ちが知りたい。
だけど聞けない。
また変なプライドが邪魔してる。彼女から告白してくれよー!!!っと自分勝手に考えてる。
そんな事を考えながら月日は流れもうすぐ3ヶ月。
その後もご飯に行ったり流星群を見に行ったりそれなりに2人で遊んでる。
だけど最近年末に向けて仕事が急に忙しくなり亜依子はもちろん友達にもなかなか会えず。
すると亜依子から突然のまたメール
「落ち着いたらデートしてよね」
その言葉におれは心を決めた。
次に会うときはおれから告白しようと。
それまでは仕事に集中しよう。
