10頭は黒崎優 嬢の周年週です。踊り子さんの周年は誕生日と並んでビックイベントです。今年は“本社”川崎での周年週となり、普通なら盛大な周年イベントがあってもおかしくありません。ところが今年の10頭川崎は『篠崎ひめ引退公演』という“特別な”週になってしまいました(第一、本人が自分の周年そっちのけでオタオタする始末w)。しかし!自他共に認める“優さん推し“のオイラ(←一部の踊り子さんにはすっかり”認知”されてしまいました (^^ゞ)は、KYの誹りをモノともせず花束とプレゼント(=『ネタ』ともいうw)を持参して川崎ロック座に乗り込みました。プンラスでの観劇。
1)夏木 りりか 嬢(12.9結ぶり9回目)
1・3回目は9中栗橋・9結仙台で拝見した“蝶”をモチーフにした演目、2・4回目は同じく9中栗橋・9結仙台で拝見した木箱を使った演目を披露。両方とも図らずも三週続けて拝見することになったが、やはり川崎の素晴らしい照明で見ると一味違う。(栗橋もきれいだと思ったけどあの独特なステージの形状が残念。まして“我らが”仙台は…(^^;))
2)香山 蘭 嬢(12.7結ぶり2回目)
前回、7結仙台で拝見してから髪型が変わったせいだろうか、ボブカットで髪色も明るくなって印象が変わった気がする。一個出し。黒のジャケットを背中を露わに羽織り、ステージ中央のイスに後ろ向きに座って登場。曲の始まりでジャケットを着、正面を向くとイスの下の黒ハットを拾い上げて被る。下はホットパンツにロングブーツ姿で山口〇恵の『イミ〇ーション、・ゴー〇ド』でキレの良いダンス。衣装を脱ぎ、再度イスに後ろ向きで座ると、今度は真っ赤なナイトドレスに着替える。舞台袖から真っ白なマラボーを取り、ジャジーなアメリカンポップで色っぽく踊る(←この姿がとても似合っており、まるで映画のワンシーンのよう)。ここで暗転、照明が戻ると純白のドレス風のベッド着に着替えて盆入り、しっとりとしたベッドを披露。立ちあがると客席に向かって深々と一礼、イスに掛けてフィニッシュ。
前回仙台で拝見した演目もそうだが、彼女の演目は衣装の着替えを全て舞台上で行う。敢えて袖に下がらないようにしているのだろうか。機会があったら確認してみたい。
3)黒崎 優 嬢(12.8結ぶり26回目)
1・2・4回目は新作の周年作を披露(演目名はまだ決めてないとのこと)。“おきなわ”をイメージした演目。打ち寄せる波音の中、ピンク色の沖縄民族衣装を身に纏って登場。四つ竹を鳴らしながらゆったりと舞う。曲がアップテンポな上〇颱風『愛より〇い海』に変わり、衣装を脱ぎ捨てると赤いハッピを片脱ぎにしてバーランクーを叩きながら満面の笑みでまるで子どもがはしゃぐように無邪気に踊る。暗転後、白いシースルーの打ち掛け姿に花を持って登場、『〇そうそう』に合わせてしっとりとしたベッドを展開。やがて沖縄方言の歌詞の曲に変わる。三線の響きでしっとりと始まり、やがて標準語のポップな曲調に変わると、ベッドもゆったりとしたものからキレの良いポーズベッドに。最後、始めと同じ波音+ピアノ&コントラバスのインストゥルメンタルの中、立ち上がってフィニッシュ。
長崎出身の優さんは(東北人のオイラからみると)目元のくっきりとした南方系の美人さんで沖縄民族衣装が良く似合う。『黒崎優通信(簿)』によると、今回の演目は初めて仙葉由季さんに振り付けをお願いしたとのことで、とても完成度の高い作品になっていると思う。しかしオイラが一番心動かされたのは二曲目で『愛よりも〇い海』にのせて楽しそうに踊る姿とその笑顔だった。いわゆる洗練された”舞”ではなく、子どもが曲にのせられて思わず身体が動く、そんな”踊り”だった(もちろん、そういう演出であろう)。しかし、その動きが醸し出す「楽しさ」、満面の笑みから感じる「天真爛漫さ」に、『ライスカレー』や『ミッキー』『ミニー』など、優さんのこれまでの演目で積み重ねてきたものが表れているように感じ、感動で思わず涙がこぼれてしまった…。
さて、「今回は7周年作の一個出しだろう」と油断していたら、やられましたw。3回目、”禁断の”『アフロ』上演!タイトル通り、スマイルマークの付いたオーバーオールに巨大なアフロヘア姿で始まるこの演目、去年関東ロック館で出された『被り物禁止令』によって(?)”封印”されてしまったのです(当時、アレが「衣装」か「被り物」かで議論になったとかならなかったとかw)。でも、出だしのコミカルさに目が行きがちですが、ベッドでは高いヒールのロングブーツや前盆にイスを持ち込んでのアクロバティックなポーズ切りに挑戦した意欲作なのです。”本社”川崎で上演できたということは、今後解禁されるのでしょうかw。楽しみです♪
【ささやかなサプライズ】
最初に述べたとおり、本公演の主役は篠崎ひめさんです。でも1回目終了後のフィナーレ時、優さんの周年が披露され、今週共演の踊り子さんからの寄せ書きと金一封(?)の贈呈がありました。本人は聞かされていなかったらしくステージ上で恐縮しきりでしたが、劇場側も忘れていたわけでなかったということでよかったヨカッタ ε-(´∇`●)ホッ
(ひめさんのステージを含む後半の感想は後日報告します。)