おはようございます。
みなさん、お元気ですかね?
このあいだの5月いっぱいで、長男(中2)は、ピアノレッスンを辞めました。
うちの息子たちは、それぞれ3歳の頃からピアノを習ってきました。
ヤマハやカワイの音楽教室やリトミック体験も行きましたが、結局は私が見つけた個人の先生宅に通ってレッスンを受けていました。
4年ほど前に、我が家が今のところへ引っ越して来るにあたり、先生に相談したところ、自宅まで来ていただけることになり、それからは自宅でレッスンを受けています。
練習も嫌いだし、上達もしませんが、続けるというので続けさせてきました。
が、長男は中学に上がり、やはりだんだんと忙しくなってきました。
部活がバスケということもあって、指を怪我したりもして。
いよいよ真面目に長男と話し合って、「レッスンを卒業しよう」となったわけです。
で。
当然、先生に「やめます」と言わねばならないわけですけど。
これが言えないんですよ、なかなか(笑)。
長男「あのー」、
先生「ん?」
長男「あ、なんでもありません」
先生「なに? どうしたのー?さっきからそわそわしてない?」
長男「あ、なんでもないです…」
なんてやっては、お茶を持って行った私の顔を恨めしそうに覗いたりして。
先生が帰った後、
「ムリー、お母さんが言って!」と半泣きみたいな顔して。
しかし、私からは絶対に言わないと宣言しておりましたのよ。
あんたはね、3歳から10年間、ずーっと同じ先生に教わってきて、
これまでのあいだに、病気やケガや引越しや、色ーーんなことがあって、それを先生は全部知ってる。
この10年間は、お母さんと先生のお付き合いというよりも、あんたと先生のお付き合いだったのだから、自分で言いなさい。そうじゃないと先生もがっかりしちゃうよーん。
ってなわけで。
4月からモジモジ始まって5月の半ばにやっと自分の口から言えたんですよ(笑)。
先生は、
「もうそろそろかな、と思ってたよ。 自分で言ってくれて嬉しかったよ。偉かったね。ありがとう。」
と、言ってくれたそうで。
本人もそれなりに満足げ、私も嬉しかった。
自分で言ったから、先生の気持ちもわかったでしょ?
もしお母さんが言ったら、あんたは「そしたら先生はなんて言ってたー?」って何度も何度もお母さんに聞かなきゃならないんだよー? そんなことしなくて済んでよかったじゃん。
これでまたちょっと大人になったね。
と、言ってやりました(笑)。
先生は
「男の子は優しいんですかねー、女の子はわりとケロッとしてて、【中学入ったら辞めっからーーー】なんて笑って言ってきますよー」とも、言っていました(笑)。
まあ、息子よ。
これから先の方が人生は長いのだから。
アルバイトを辞めることも、仕事を辞めることも、別れ話を切りだすこともあるんでないかい?
そんなときに、「自分で言えない」ではダメなんだし、
大事なことは誰かに伝えてもらったんじゃ落ち着かないんだよ。
入社して1日で辞めた新人が、翌日に「辞めます。給料は下記の口座に振り込んでください」なんて会社宛にFAXを送ってくるとか(汗)、「息子は辞めさせます」と親から電話がきたりとか、そんなんあるらしい。
そんなカスい人間になられたら、母ちゃん困るからよ。
次男はまだまだレッスンを続けるので、先生とはもう少しおつきあいして頂くことになります。
では、仕事行ってきます!