こんにちは。共育ファシリテーター:渡辺梨絵です。
今日は9月1日「防災の日」ですね。
朝からTVでも各地で防災訓練を行っているニュースが多いですね。
東京都内では、午前9時00分から午前9時10分までの10分間、
警視庁が初の試みとなる、防災訓練に伴う大規模交通規制として
都内約100か所で交通規制がありました。環状7号線を境として、
都心方向への車両の通行が禁止になるなど、大規模な規制を実施した
のをTVでみていました。
都の実行力、すごいなとみておりました。
やはりやってみないと、災害時の首都混乱がわからないからと副知事がコメントも
だしていましたね。
この「防災の日」の由来は、ご存知の方も多いでしょうが、大正12年9月1日に伊豆大島付近を
震源とする関東大震災が発生した日です。
この地震はマグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東一円を中心に、
死者・不明者14万2,807名、家屋全半壊25万4千件余、焼失した家屋は
44万7千余、山岳部では山崩れが多数発生し、海岸部では津波が
発生したと言われています。
そして、3月11日の太平洋沖東北地方大震災間もなく半年が過ぎます。
原発の問題も含めて、わたしたちは、これからまだまだ真剣に考え実行していかなければ
ならないことが山積みです。
データとしてこの30年以内に関東地方を襲う首都直下地震が来る可能性が70%
とも、口々に専門家たちが語っています。
このデータはただ「危機」だと煽るものではなく、いつくるかわからない天災に
日頃から一人一人が助かる道、家族が、周囲が、多くの人々の命が危機にさらされ
ないように準備する呼びかけだととらえておきたいと思っています。
こどもを持つおとうさん、おかあさん
0歳から未就学児までなら比較的一緒にいる時間が多いため、万が一地震が起きても
一緒にいる可能性は高いですが、こどもの年齢が高くなるにつれ、地震の時に一緒にいると
いう可能性は低くなります。
毎年、我が家では以下のことを話し合っているのでもし参考になればぜひこの機会に
話し合ってみてください。家族が災害時にどうするか 皆で考えることが大切です。
働くおとうさん・おかあさんの場合は、帰宅困難な状態に陥る可能性があります。
この3月11日も日中に起こったため、都内だけでも10万人以上の帰宅困難者がでました。
①帰宅行動予測シュミレーション
http://www.citywave.com/tokyo/tokusyu/080903/02.html
・・・なんとか我が家に辿り着きたいと思う気持ちはみんな一緒です。
帰宅時にも余震や、その他の事故に巻き込まれないために、どのようにして帰宅するか
会社から自宅までの道をきちんと知ることも必要です。
②ハザードマップで確認
・・・会社エリアと、自宅エリア両方を事前にみておきましょう。
ハザードマップでどこに避難するのか、停電になったら、断水になったらどうするのか
その時、自分の居場所はどこかをしっかりと確認し合うことですね。
③災害用伝言ダイヤル
・・・一番心配なのは、家族の安否。使ってみないとわからないことも多いですが、
今回はmixiやtwitterなどのSNSも利用された方がおおいですね。
●NTT<171>・・・http://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/index.html
●au・・・http://www.au.kddi.com/notice/saigai_dengon/index.html
・・・せめて9月1日の防災の日を毎年改める日として
防災グッズをチェックしましょう。
ぐらっと来てからでは遅い!ということが今回身にしみて
わかった方も多いはず。
私は、こどもが小さいときには、第一次避難用と
第二次避難用にわけて置いておくと便利でした。
第2次避難用は服や備蓄食料なども多めに準備
しておきました。(時間が経過して必要になってくるもの)
第1次避難用は、本当にぱっと持ち出せるものプラスアルファ貴重品類です。
⑤地域や仲間との連携
日頃から、町内会や、マンション内などで避難訓練や防災についての活動は
ありますか?面倒くさいと思いがちですが、一度きちんと参加し隣近所の人の顔や
地域の体制を知っておくことが、子供の安全につながります。
今回、横浜市内に住む我が家は3.11震災時に、22時過ぎまで停電に
見舞われました。マンションに移住していて、水道は電力でをつかい水をあげているので
水道まで断水となりました。
その時、大人は水を各家に運ぶことや、ろうそくや懐中電灯の準備にコンビニに
走ったりと、奔走しました。 子供の無事を確認できてもそのあとが必死だったのです。
私の6歳の娘は、だんだんと暗くなっていく電気のない部屋に心細くなりました。
しかし、わたしはせっせと水を運ばなくちゃ・・・と頭がいっぱい。。。
そんな時、となりに住む小学生のおにいちゃんたちが「暗くなってもだいじょうぶ。
ぼくたちとあそぼう!」と小さい子たちが怖くないように傍にいてくれていました。
こんな風通しの良いあたたかい人たちが暮らしているところでよかったと
心から思いました。危機の時に協力できること 一人ではやはりできることは
限りがあります。地域というネットワークの重要性を災害時に感じるはずです。
①~④は「自助」 自分の責任で自分を守るためにやるべきこと
⑤は「共助」 自分だけでは解決や行うことが困難なことについて、
周囲や地域が協力して行うこと共に助け合いやっていくこと
そして、「公助」は公的機関が行うことがあります。
家族が災害時にも、それぞれがベストな選択をし、
安全に家族のもとに帰ることができるように
おとうさんがやること
おかあさんがやること
こどもができること
地域のひと・仲間とやること
ぜひ考えて、準備をしてみてください。