上弟くんとばあちゃん2号の二人暮らしについて書きたいと思います。

 

まず、ばあちゃん2号のダンナさん。

じいちゃん2号は、兄ちゃんが1歳の頃、前立腺がんが発覚し、発覚時にすでに骨転移しており、余命5年と言われ、ピッタリ5年で、可愛がっていた兄ちゃんのランドセル姿を見ることなく、ばあちゃん2号に看取られ天国に行きました。

 

じいちゃん2号は、上弟くんの病気が受け入れられなかったのか、よく衝突していましたが、ばあちゃん2号はじいちゃん2号が居てくれて心強かったとよく言っていました。

 

じいちゃん2号が他界し、ばあちゃん2号と上弟くんとの2人暮らし。

上弟くんが落ち着いている時は、それぞれがやりたいことをして過ごし、バランスが取れていましたが、上弟くんの調子が悪くなると、とても優しくしたり、逆にとてもひどくなったりで、ばあちゃん2号は振り回されていました。

優しい時は、毎週末のように、ばあちゃん2号をドライブと温泉に連れ出し、一緒にご飯を食べて帰る。 ばあちゃん2号は全然歩けるのに、神社の階段をおんぶして上がる。(この時点で異常ですよね・・・)

最初の頃は、荒れると自分で抑えられなくなり、ばあちゃん2号にひどいことを言ってしまうため、自ら自室に戻り、数時間して落ち着いてから居間に出てくる等、自分でコントロールして努力していました。

上弟くんは上弟くんで、必死に自分と闘っていたのだと思います。

だけど、だんだん自分でコントロールするのが困難になっていったのか、普通に会話をしていたら、急に眼付が変わり、怒り出すことが増えてきたそうです。

ばあちゃん2号は、上弟くんの顔つきで、状態が良いのか悪いのかを判断できるようになっていました。

 

22 上弟くんとばあちゃん2号の二人くらし2 へつづく