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りょうこのブログ 【ひとりぼっちの摂食障害】

摂食障害になって18年(現在31歳)。外に出られず摂食障害に溺れていた28歳のときに、唯一の支えだった母が急逝し、ひとりぼっちになった。
その後なんとか社会復帰を果たすがなかなか上手くいかない日々。


最近よく『価値観は人それぞれ』 という言葉を耳にする。



◼︎人の数だけ価値観が

人の数だけ価値観があると言っても過言ではない。もし私たちが『価値観は人それぞれ』という考え方を持たなかったら、そこらじゅうで価値観押しつけ合戦が始まってしまうだろう。


争いを避けるためにも、譲歩や妥協の精神はとても大切なのだ。


しかし…


何でもかんでも『価値観は人それぞれ』という言葉で片付けてしまうのは問題だと思う。



◼︎『価値観は人それぞれ』の例

物事を穏便に済ませたり誰かを庇ったりするために、『価値観は人それぞれなんだから』と言う人もいるし、


また、ネット上で暴言を吐き散らかしている人もよくこの言葉を使う傾向がある。暴言を吐き、それを注意されたときに、『価値観は人それぞれなんだから何を言ったって良いだろ。これも一個人の意見だ』と。


このように、この言葉の用法用量を誤ると物事は悪い方向へ向かう。


『価値観は人それぞれ』は便利な言葉だし円満な社会のためには必要だけれども、何でもかんでも価値観は人それぞれで済ませてはいけない。


ある程度は『正しいこと』と『間違っていること』の線引きをした方がいい。じゃないと、価値観の曖昧さにつけこんで悪いことをする人だって出てくる。



◼︎『一般的』は大切

世の中の一般的な考え方に流されすぎる必要はないが、ある程度は一般的で常識的な正しい考えのもとに行動したいものだ。自分のためにも、周りのためにも。


そういう行動をとった上で『価値観は人それぞれよね』と優雅に茶でも飲みながら独り呟きたいものである。


『価値観は人それぞれ』という言葉は密かに呟いて自分を落ち着かせるための言葉であり、物事を曖昧にしたり他人をおとしめるたりする為の言葉ではないはずだと私は考える。




※個人の感想です。

↑この言葉も使いすぎると嫌味になる。真剣にこれを使うのは時々にしておいて、あとはテレビショッピングのテロップか、もしくはギャグで使うくらいにとどめておきたいものだ。

…というのもまた個人の感想であることは否めない。