みーちゃんは真面目だ。
楽しいお出かけを企画した日に、夏休みの水泳指導が入ってしまった。夏休み前に「参加・不参加」に丸をするお便りが届き、ママはサラッと不参加に丸をした。
しかしみーちゃんは「え、学校に行くよ!?」
「えー!みーちゃんバタフライまで泳げるんだからもういいじゃん、お休みしてお出かけしようよ」
「でもなるべく参加してねって先生に言われてるよ」
「まぁ学校はそう言うと思うけどさ…!」
「ヤダ、みーちゃんが安心するから参加にして」
「……はい。」
(結局コロナで夏休みの水泳指導は中止に)
スイミングのスクールバスでも、みーちゃんは真面目。
運転手さんの隣の席で、いつもピシッと乗って帰ってくる。
「みーちゃんはあの席が好きなんだよね〜」
「そうなんだ、運転手さんの隣て怖くない?運転手さんなんか無愛想だし。」
「水曜日の人はね。でも月木の人と、火金の人は優しいよ、あの席だと運転手さんとお話も出来るの」
「え!運転手さんとお話するの?」
「うん。話しかけたら話してくれるよ。通ってる道の事とか話すよ」
「へー!仲良しだね
月木の人と火金の人がいるんだ。良く知ってるね」
「うん、運転手さんが持ってるファイルにねー書いてあるんだよ、どこに何分に停まるかって事が書いてあるファイルに。運転手が自分の持って入ってくるやつ。皆違うの、色とか。そういうのがあの席からだとわかるの」
「良く見てるね、すごいね。みーちゃんが仲良しだから、いつも運転手さんがママに手をあげて挨拶してくれるのかな?」
「かな?水曜日の人は喋らないし良く皆の事怒ってるけどね、バス停に到着した時『誰も居ないけど一人で降りて良いのか?』て心配してくれた。みーちゃんが目の前だから一人で帰れますって言ったら、階段登るまで見てくれたよ」
「(そ、そうだったんだ優しい
)皆怒られるの?」
「うん、バスでお菓子食べちゃ駄目なのにコソコソ食べてたりするから。あと大騒ぎすると『おまえらー!』て怒られてる。おまえは、良くないよね。悪い言葉。けど、皆バスのルール守らないから、怒られちゃう。飲食禁止もシートベルト着用も、守らないから。みーちゃんしかシートベルトしてないからね」
ま、真面目ー!信じられーん!運転手さん方、可愛がってくれてありがとうございます。
そんな真面目なみーちゃんが、今日スイミングでプールサイドから戻ってきて泣きながらママを探していた。
「ママーママー
」
「え、みーちゃんどしたの⁉」
「みーちゃんタオルを、タオルを忘れてしまったぁぁ」
ポロポロ涙が溢れるみーちゃん
「タオル忘れたの、着替えた時にお家に置いてきちゃったよー😭今ね、コロナだから貸出し無いの…ぅう…」
コーチがやってきて、みーちゃんを慰めながら受付に聞いてみてくださいと言ってくれる。
「違うの、受付じゃ駄目なの、コロナだから貸出しして無いって下に書いてあったんだよぉ…」とみーちゃん。
「いや、コソッと貸してくれるって。行ってみてよ」とコーチは笑ってくれた。無事に受付でコソッとタオルを借りて来る事が出来て、みーちゃんは一安心。
「ルールと違った…けど違くて良かった…
」
「そうだね、本当に困ったときにはルールを守れない時もあるし、それが誰かを助けたりするんだね。困ったらママを探したりコーチに頼ったりして正解だよ。」
「うぅ…!良かったよぉ。これでいつもと同じだから、頑張って来る」
みーちゃんは偉い、ママの確認不足とか思ってもいなくて偉い
真面目で頑張り屋さんだから、ちゃんと応援されて導かれるんだなぁ。厳しいコーチから「みーちゃん夏休みに振替え入れてこっちにもおいで!」て言ってもらったってニコニコで帰ってきて、ママはとても嬉しいです。
真面目だといい事あるね、ママも真面目に生きるね![]()
