みーちゃんが寝る前にシクシク泣いていた。
何故か聞くと、クラスの女のコみたいにみーちゃんも「かわいい」って言われたいんだって。
「〇〇ちゃんは、ごっこ遊びでいつも動物役なの。動物は居るだけなのに皆にかわいいって言われて、休み時間終わっても動物だから靴履けないって、みーちゃんに履かせてって言うの。それって甘ったれなのに、かわいいって言われてズルいよー!」
ママはみーちゃんのあまりにも正直な気持ちについつい笑ってしまって「えーん、どうして笑うのー」てもっと泣かしてしまった。
うーん、うーん…まぁわかるよ、みーちゃんは皆より背も大きいし、しっかりしてるから「かわいい」って言われることは少ないかもしれないな。何を隠そうママもそうだった。ごっこ遊びではいつもお母さんかお姉ちゃんだったからね。かわいいって言われるのはーえっとー…。
ママがうまく話せないでいると、泣き声を聞きつけたパパがやってきて「かわいいは人によって違うから…」と去っていった。そうそう!そうなのよ!
「昔みーちゃんがね、ママの事を「ママってお相撲さんにそっくりでかわいいね♡」って言ったのね。その時ママはガーーーン!!!!ショック!!!!て思ったの。でもその後、町でみーちゃんがお相撲さんの置き物とか、お相撲さんの絵を見たときに必ず「お相撲さんかわいい♡」て指さしてるのを見て、ママはみーちゃんが本当にママをかわいいと思ってくれてたんだなってわかったの。」
「あはは!そうだよ、みーちゃんお相撲さん好きなの。ママショックだったの?お相撲さんかわいいでしょ?」
「いや、ママはそう思ってなかったのよ。幼稚園にお相撲さん来てくれた時に、怖くて泣いてたお友達もいたでしょ?」
「いたいた!そっかぁ。」
「そうそう。それで、ママは小学生の時に黒ブタってあだ名で呼んできた人達がいて、その時すごーく嫌だったんだけどね」
「え、みーちゃんブタ好き!かわいいよ🐖」
「そうでしょ、みーちゃんブタさん好きだもんねぇ。まぁママもブタはかわいいと思うよ。でもこうやって好きな物もかわいいと思う物も皆違うからね。みーちゃんはさ、なんて呼ばれて嬉しい事ある?」
「この前ね、〇〇くんが良いところ探しでみーちゃんの事、お勉強が上手でかっこいいって言ってくれて嬉しかった!」
「かっこいい、嬉しいよね!!みーちゃん、かっこいいはたくさん言われるんじゃない?」
「言われるかも…!」
「ママもずっと大きかったからね、小さくてかわいい子に憧れてたの。ママもかわいくなりたいなーて、その子みたいなスカートもその子みたいな髪型も、ママには似合わないなーって、だからスカート履くのも嫌になってさ。つい比べて足太いなぁとかも思ってさ」
「ふふ、みーちゃんも自分の足がお魚に似てて可愛くないなーて思う、いっしょだね」
「ふふ、ホントいっしょだね。お魚超わかる。でもね、そのかわいいお友達がママに、背が高いとロングスカートが履けて良いなぁかっこいいねって言ったことがあったの!」
「えー、嬉しいね!だからママロングスカート好きなの?」
「そう、言ってもらってから好きなの。足も隠れてるし」
「ふふ、お魚の足が」
「ママまだ出会ってないけど、お魚の足がかわいいって思う人も世界にはいるかもだし。」
くくくっとみーちゃんは笑って「なんだ、良かったぁ。みーちゃんもかわいいじゃないけど嬉しい事たくさん言われてた!」と言って寝た。
親のかわいいなんて、もう特効薬にならないんだよね。
あと、お相撲さんに「似てて」かわいいってのは、お相撲さんがかわいいのとは違うなって、ママも気がついてるんだ![]()
写真は、みーちゃんのかわいいと思うチャームを付けてもらったアクセサリー♪
