$METAMORPHOSE.




さて、1年半ぶりに上海に行ってきました。
目的なき、謎のバカンスです♡

空港を出ると、とやかくうるさい人だかりと、とやかく聞こえてくる中国語、あの匂い、曇った空、が一斉に入ってきた。懐かしかったです。そしてネオンに、丁度離陸にみえた燃えるようなまんまるの太陽、唐辛子、ナツメグ、市場に広がる血、どこにでもぶら下がる巨大なパンツ、、、とにかく国民性やらだけでなくて、朱赤が広がる。

でもその1年半ぶりの上海は、着実に進歩を遂げていた。
以前のように臭くなさそうなタクシーを選ぶことなく、不可解な匂いに包まれたヤツとは一台とも遭遇しなかった。口呼吸のときが断然少なかった。同じようなのではなく、なんだかデザインされたビルが建設されている。万博開催の時に国に禁止されたジャージで外出スタイルも激減している。
※パジャマは、私は寝るとき着替えてるんだぜっ! と裕福をアピールするためらしい。

反日デモ以降だったので、さすがに白い目で見られると思いきや全くない。
タクシーのハスキーボイスのかわいいおじちゃんは、しきりに日本が好きだとケタケタ笑った。それも反日デモはきっと関係なく、ただ好きらしい。

あくまで私の見た上海に限るけど、さっき気付いたことがある。
上海は、ギャングやら悪ガキ少年集団が見当たらない。依然として高級マンションの向こうには、壁一枚でくぎられてスラムのような家がたち並んでいる。ひとまず壁で隠してしまえばいい、くらいに思っている。貧富が一目に分かる街だけど、治安はなんだかよさそうなのだ。観光客で溢れるロンドンやらはスリで溢れているけれど、そんなこともなさそうなのだ。

という具合に、上海が好きになってしまったらしい。
しかもクラクションが雄叫び、マシンガントークが響くストレスだらけの街は、私自身にはストレスが入ってこない、なんていう驚くべきことに気付いた。
いつか、朱家角にのんびり住みたいとか思ってしまっているよ・・・(笑)

そんな風に思ってしまったのも、第二の我が家 (勝手に言ってすいません) である、伊佐家に居たからなのです。伊佐家の皆さま、ほんとにお世話になりました。

バカンスということで、「絶対に今のことは考えない」つもりだったのだけど、なんだかとても考えてしまった。だけど、どんよりと、わくわくと、これからを話すのが一番楽しかった気がする。だから旅行気分はあんまりなくて、日常風景という感じだったので写真もそんなに撮らなかった。二回目というのもなかなかいいです。濃厚を極めていたので、私のなかにとっておきます。
まとめると、4人暮らしがとても楽しみだということです。
今日も、誰がリビングに勝手に住みつくかということで盛り上がってました。クラスメイトのみなさん、終電逃したからといって住みつくのはやめましょうね!と今から言っておきます(笑)

それと、ごはんだね!!!
ごはんが美味しいことは、とても大切なことだと思います。なんて。
美味しいごはんとあなた(あなたもだし、あなたもだよ!)と過ごすことが一番幸せね



ありがとうございました。