釣り以外で好きなことのひとつ。
音楽はいいものだ。
子供の頃に聞いた古い歌は今でも覚えているのが不思議だ。
初めて買った、というより買ってもらったレコードは
フィンガー５の『個人授業』です。
歌詞の意味はわからなかったがとにかくフィンガー５がかっこ良かった。
昭和の時代は心にしみる歌がジャンルを問わずいっぱいあった気がする。
この10年くらい、ヒットチャートにアップされる歌に感動しなくなってしまったな。
最近、心を撃たれたのはホンダのCM。
英語の歌だが明らかに発音が欧米人ではない。
しかし、耳を奪われた。
美空ひばりだった。
筒美京平や松本隆や阿久悠の時代が懐かしい。
小さい頃はいわゆる歌謡曲に耳をうばわれていた。
テレビ番組はもとより
ラジオのニッポン放送で毎週日曜日の9時くらいからやっていた
ロイ・ジェームスの『不二家歌謡ベストテン』
そのうち生意気にFMなんぞ聞くようになり
FM東京で土曜の午後だったか？『コーセー歌謡ベストテン』
FMは音源もいいからカセットテープに録音なんかしてました。
FMではチャートに入らないニューミュージックや洋楽なんかも流れる機会が多く
兄をはじめ、周囲に年上の従兄弟が多かった影響もあり
徐々に大人の世界を見ていくようになる。
音楽としてショックを受けたのはYMOかもしれない。
友達がエレクトーンを習っていて
彼は一生懸命コピっていた。
それまで聞くだけだった音楽を自分で表現する楽しさを知ったのはこの頃である。
この頃はジャンルを問わず何でも聞いていて
The Beatles、荒井（松任谷）由美、大瀧詠一、松田聖子、松山千春、山下達郎
Earth, Wind & Fire、Cools、CAROL、Bee Geesなどなど
挙げればきりが無い。
ごった煮ですな。
高中正義というギタリストに出会ったのも小学生の時で
歌詞の無い、ギターのインストゥルメンタルにシビレたのが高中だった。
そーいえば、キャスティングという魔界の店内でも
当時の高中がしょっちゅう流れてるな。
『ギターっていいな。』という思いと
The Beatlesというバンドのかっこ良さに影響され
バンド志向が強まってきたのが中学生。
同じようなバンド志向の同じ中学のボンクラ少年達が
たまたま同じ高校に進学し
自然にバンドを結成することになる。
高校に入ったらラグビー部と決めていたので
ラグビー、釣り、バンドと三足の草鞋を履くことになった。
（勉強は無ぇーのか！）
当時はBOØWYなんかが流行っていたのだが
我々はビジュアル的に弱かったのでテク重視ってことになり
ヘビメタを主とした洋楽ロック系バンドになったのでした。
選曲して譜面を持ち帰る。
中には譜面が入手できない曲もあったが耳コピで対応。
数日後、
それぞれが、どこでどぉ練習していたのか知らないが
曲にはなっていた。
学校の文化祭や田舎のライブハウスや
他のバンド連中で商工会議所なんかを借りて
貧相なロックフェスみたいなこともやったっけなぁ。
高校3年の卒業間際に在校生主催の予餞会というのがあった。
趣旨は在校生が卒業生に対する感謝の意を含めた発表会で
我々は予餞会に対する感謝の意を込めて演奏した。
コレまでのヘビメタではなくフォークトリオできめてみた。
前々からやってみたかったRCサクセションのコピーだ。
もともとRCのスタートはギターとボーカルトとベースの3人で
楽器はすべてアコースティック。
我々も同じスタイルで挑んだ。
ギターは自分でボーカルは同じバンドのボーカル。
ベースは同じ中学出身だったが別のバンドで
活躍していたマルチプレーヤー。
在校生にもウケたがそれ以上に当時のRCサクセションを知っている
先生方に絶賛されたことの方が印象深い。
この日を最後にバンドは高校3年間で終わり
その後は家でポロリポロリと弾くだけになってしまった。
今、持っている人生3本目のギターがこれ。
安物だが弾きやすい。
オヤジバンドが流行っているが
やってみたい気もするが釣りに行けなくなるな。
ではでは
～しかし、しつこい程に音楽話は続くのである～