武蔵、謝る | 自然の力はプライスレス

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まりんとの生活っぷりなどなど。

おとといの水曜日、一週間ぶりの再会というのも有って武蔵もまりんも大はしゃぎ。
チビ黒サンボのトラのごとく、ぐるぐる走り回り、バターになりかけていた。

ふと、武蔵がその隊列から外れ、私の方に突進して来た。

私は避けそびれて、武蔵の頭が私の鼻にぶつかり、ワサビよりもキツイ激痛が走った。

武蔵はたぶん、見てないで一緒に走ろうよ~、と誘いに来てくれたのかもしれない。
犬ほどの運動神経を持ち合わせていない二本足の私は、ただ見とれているだけ。
博愛主義のラブは、みんなで遊びたいのだ。

だが、私は、痛みのあまり、怒りが飛び出した。

公園中に響く大声で武蔵を怒鳴りつけた。
顔に当たると痛いんだと伝えなくてはならない。
ママが見てようが友達が聞いていようが関係無い。

とにかく夢中で怒鳴りつけた。

「だーめーーーーー!!」むかっむっ

武蔵は、きょとんとして、にこーー、として、てへ、おこられちった~えっ、と思ったのかどうか、またまりん達の追っかけっこに参戦しに走っていった。

ち、次はどうやって怒ろうか。むかっ
ツーンとする痛みに涙がチョチョ切れそうだ。

そう思いながら、犬達を見守っていた。

暫くしてまた武蔵が駆け寄って来て。。。。座った。。。!?

よし、コイっ。
次は払い落としてくれる。

そう身構えたが、武蔵はじっと座っている。。。??

飛び付かれないように頭を片手で抑えながら撫でてみた。

武蔵はじっと撫でられている。。。???

次に、両手で撫でてみた。

嬉しそうに撫でられ続けている。

!!どうやら、謝りに来たらしい。

遊びながらも私の事を気にして、戻って来て謝っている。

武蔵ーーー。

良い子だね。

痛みは一気に消え去り、武蔵の頭をなで繰り回した。
ついでにひっくり返してお腹を撫で回し、良い子良い子し続けた。

ひとしきり撫でられて、武蔵も安堵したのか、またまりん達と遊び始めた。

パパママにしつけを頼るのではなく、人間は犬と一対一の付き合いをすれば、犬にはきちんと伝わる。