-病気になる前の私-
LAと日本を行き来していました。
一人で海外に行くのは大好きです。
マラソンが大好きです。
負けず嫌いな私は大会前になるととにかく走り込みました。
秋に大会を控えていたので、身がすり減る程走り、走り込みました。
朝起きて仕事して走ってお風呂入ってご飯食べて寝る日々でした。
自分のフリータイムはほとんどマラソンに費やし、2016年は走る事が生き甲斐と言っても過言ではありませんでした。
2016年春頃から頻尿が始まっていました。
元々水分を摂るのが苦手な私が夜中に何度もトイレに行くという行為には違和感を覚えましたが、マラソンでいつも以上に多めに摂った水分のせいだと思い込んでいました。
そして2016.09.14私は29歳を迎えました。
誕生日の真夜中も、いつものようにトイレに行きました。
なんとなくお腹に手を伸ばした時です。
右の下腹部にベースボールくらいのポッコリした凹凸を見つけました。
左側にはありませんでした。
冷や汗が出て不安で眠れないまま朝を迎えました。
翌日、朝一で家族に伝えるも誰もそんな大事だとは思わなかったんです。私自身も不安でありながらもすぐ消えて無くなるものとどこかで信じていました。
実際、翌日になってみるとシコリのようなものはそこまで気にならなかったのです。
一応、お昼休みに産婦人科へ向かうも大混雑だったのと、仕事が忙しく診察を受けずに職場に戻りました。
まさか自分が病気だなんてあるはずがないと思い込んでいたのですね。
そしてその日の夜も私は走り込んでいました。
(いつもより大きく張ったお腹で走ったあの日を今でも鮮明に覚えています)