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いつもなるべく感情的にならないように中立の立場で書いてますが、今回はJ君の獣医に対してかなり腹が立ってます。

 

現在給餌: ヒルズw/dドライ
給餌理由: 尿が濃ゆい為ストルバイトの予防
検討課題: 頻繁に体重低下が起きる

・ アレルギーはない模様。粒形状の好き嫌い不明。
・ 粒の飲み込みタイプか噛み砕きが好きか不明。

 

通常、療法食は尿・血液検査結果が悪い場合、観察・鑑別の為に使用します。

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病気が判れば
1) 一定期間の給餌+投薬で終了。

  アレルゲン除去食のアミノペプチドは原因判明で終了です。
   (病院経営の為に継続購入を薦める獣医も、たまには居ます)
2) 慢性で薬だけでは通常食が給餌困難な場合。

   (ある種の消化酵素が分泌されない)

今回、w/dの成分を調査した結果、長期給餌はデメリットはあっても、メリットは殆どなく、適正体重の維持が出来わけない事は、火を見るより明らかな事が理解できました。

結石も写真に出ない健康なミニピン1歳にw/dを1年食わせて、冬季に体重が増えない。この事実を以てしてドライフードの変更をさせない獣医は、かなりお仕置きモノです。理由は獣医が判っている筈です。袋の横の保証成分を見れば、これを読んでいらっしゃる方も簡単にご理解出来ると思います。

<成分> 比率 %
粗蛋白質 15.0
粗脂肪 7.5
粗繊維 20.0
粗灰分 5.0
水分 11.0
推定糖質 41.5
  100.0

*粗脂肪は6~9%と表示されているので中間値に置換

療法食なので、当然「総合栄養食」ではありませんが、AAFCO基準で『健康な成犬に最低限必要』とされる蛋白質が不足してます。

低脂肪なので、カロリーも300kcal/100g以下なので、冬場は何を着せようと寒い筈です。その場合、先ず食餌の糖分がエネルギーになり、足りない部分は皮下脂肪、更には筋肉を分解してグリコーゲンとして代謝してしまいます。

 

以上の点から、1年以上に及ぶw/dの長期給餌から徐々に切替え可能なフードを検討してみます。

1) 粗蛋白質が25%以上
2) 粗脂質が少なすぎない事

3) 蛋白質の多様性を考慮
4) 便の状態が不明ですが腸内フローラの機能もw/dには有用菌類が入っていないので考慮する。

3) 現在の成分から一気に飛躍しないようにする。

実際にうちの連中に給餌実績のあるフードからセレクトしたいのですが、意識して肥やすフードの集中給餌経験がないので、一部はスペックから判断しました。

 

以下明日書き足し予定。としてましたが横槍が入ったので伸びました。スミマセン。インターペットでの新しい知見を基に推奨を改めましたので、もう2-3日お待ち下さい。上記の記事は削除しません。