閉鎖したブログですが、ちぃとネタが出来ましたので。

タイトル通りです。まぁこちらの記事にて予告はしてましたが…。

階段下の部屋にエアコンをつける!

これ、実は設計段階から、担当者と随分と打ち合わせをしたのですが、どうやっても取り付けができない、と言われてしまい、半ばダメもとで自力工事で何とかした、って話です。

ただ、これからヘーベルハウスで建てられる方は、参考にしてもらえばいいかなと思います。

 

さて、階段下部屋にどうしてエアコンが導入できないのか、これは以下の理由によるものです。

 

1.部屋が狭すぎて、普通のエアコンが取り付けできない。

当たり前なのですが、一般に市販されているエアコンは6畳用からということで、たった2畳程度の階段下部屋には能力過多で、エアコンに負荷がかかりすぎるという問題があります。

2.冷媒管と排水の問題。

普通のエアコンだと、冷媒管と排水を外へ出す必要があります。冷媒管はまだ何とかなるものの、排水は水ですから下り勾配にて配管を行う必要があり、これが階段下では取り回しができません。

3.単純に室内機のサイズの問題。

普通のエアコンを壁面取り付けした場合、高さが低すぎて、頭をぶつけたりして危険です。また、床置きタイプを選んだとしても冷媒管と排水の取り回しができません。階段下は、部屋の高さを稼ぐため基礎下まで掘り込んであるため、基礎に穴をあけるわけにはいきません。

 

これだけのことを懇々と説明され、結局諦めておりました。(という建前・・・)

 

ちょうど私が建設をしていた2018年当時、ちょうどダイキンからココタスという2畳程度向けのエアコンが新発売されました。こいつが何とか取りつくのではないか、と考え、引き渡し後に自力で取付けを行おうと思ったわけです。

そして、引き渡し後1年と半年が流れ、ついに取り付けを行いました。

 

取り付け完了写真です。

完成写真です。

 

施工(機器取付)に際し、利用した部材は以下の通りです。

・ネグロスレースウェイDP15

・W4/8ナット

・W3/8全ねじ、ナットワッシャ類

・ネグロスDHU-W3

これらをカチャカチャと組み立てます。

詳細な施工方法は内緒ですが、天井上部は階段、つまり鉄板なので、アンカーも打てないし、溶接というわけにもいかない中で、唯一利用できそうなのが、階段を組み立ててあるW4/8ボルト。これらを足掛かりにして・・・というわけです。

 

さぁて、これなら上記の問題がクリアできます。

1.能力は2畳程度。フルパワーでちょうどいいくらい。

2.冷媒管と排水の解決。特に排水はドレンアップと呼ばれる機能がついていることで、排水を一度上部へ持ち上げることが可能。そのため、排水管がうまく取り廻すことができる。

3.そして、天井埋め込みなので部屋が狭くならない!

階段下奥から見上げるとこんな感じです。

 

階段下エアコンを諦めるなんて、有り得ない!!

 

これからヘーベルハウスを検討される方も、ヘーベルハウスにお住まいの方もこんな方法もあるんだよ、ということで。