思いがけず6年間勤めた会社を昨年11月で退職することになった。

毎年更新されていたパートの契約がされなかったのだ。

 勤めていた会社は、斜陽産業とも言える業種で年々業績が下降傾向だったところに、コロナの影響をモロに受け、その上、和多志が会社の中で

1人で任されていた業務が10月で終了したのが直接の原因なのだろう。


 パートとはいえ、1人で段取りを考え、責任を持って行っていたという自負があった。

契約更新がされない旨を言い渡されたことは

到底納得できるものではなかった。 

 

 だが、会社に余力はなく、雇用を維持するための苦渋の選択だったのだろう。

不本意ながらも受け入れざるを得なかった。  

退職する日までは、自分の仕事をしっかりやろうと気持ちを切り替えてがんばった。 


 とうとう最終出勤日になった。

いつものように仕事をこなし、終了時刻になった

「なんだか呆気ないものだな」と思った。

会社の人1人1人に挨拶をして、慣れ親しんだ職場を後にした。


 思うことはいっぱいあるけど、よくがんばったなと思う。 


「我が人生に幸あれ」