伊勢物語


やまと歌は、人の心を種として
よろづの言の葉はとぞなれりける。

訳…
和歌は、人の心をもととして、(それが)
さまざまな言葉となったものである。

*

世の中にある人、
ことわざ繁しげきものなれば、
心に思ふことを、見るもの聞くものに
つけて言ひ出いだせるなり。

訳…
この世に生きている人は、
(かかわる)出来事や(する)行為がたくさんあるので、(それらについて)心に思うことを、見るものや聞くものに託して言葉に表しているのである。

*

花に鳴く鶯うぐひす、
水にすむ蛙かはづの声を聞けば、
生きとし生けるもの、
いづれか歌を詠まざりける。

訳…
(梅の)花(の枝)で鳴く鶯や、
水にすむ蛙の声を聞くと、
(この世に)生きているすべてのものは
どれが歌を詠まないということがあろうか。(いや、すべてのものが歌を詠むのである。)

*
力をも入れずして天地あめつちを動かし、
目に見えぬ鬼神おにがみをもあはれと思はせ、男女をとこをんなの仲をも和らげ、
猛たけき武士もののふの心をも慰むるは、
歌なり。

訳…
勇猛な武士の心をも和ませるものは、
歌なのである。

古今和歌集 仮名序 一部/現代語訳


これは和歌とは何か?の説明ですが

茶道とは何か?に

置き換えても違和感が無いですね

                        


武野紹鴎は三条西実隆から、
良い和歌を作るにおいて大事なことは、

稽古(勉強・経験の積み重ね)と


紹鴎は、実隆から教わったこの思想を、
茶道にも取り入れてゆくこととなった。

また紹鴎は実隆より、藤原定家の
『詠歌大概之序』を伝授され、
そこから茶道の真髄に目覚めたという。

                          *

日本人の美意識の礎、

「侘びや、見立て」を形成した
7~8世紀の万葉集から
1400年の歴史が和歌にはあります。

16世紀に活躍した武野紹鴎さんから
数えれば茶道は500年の歴史です。

和歌を詠むという
        想像で感じる歌会から~

   ~五感で感じる
             茶の湯へと受け継がれたもの

そして今日「一服の茶」の中に
日本人の美意識が集約されました。


「侘びや・見立て」の変遷の歴史を
現代の茶道の中でも学び、

「茶の湯の本質」「侘びの本質」
茶道の真髄から知ることは、

茶の湯の心を、日常の暮らしや
ビジネスに活用する上で
とても大切な事だと私は考えています。

では茶道教室に通い、茶道を学ぶと
そこが身に付くのでしょうか?

残念ながらこれは大変難しいと思います。

それが良い悪いではなく
現に私自身、二つの茶道教室に
通った経験がありますが、
点前が中心で講義は一切ありませんでした。

そこで私達の活動では



「茶道の侘び」とは何か?を
学んでいただく事を柱として活動
しております。


〈心に生かし、暮らしに生かせる茶道を〉
  
  を合言葉に







美術館や博物館・企業や学校での
茶道講座や研修、ワークショップ、
茶会を用いた企業プロモーションも承って
おります。




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宜しくお願い申し上げます。

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