お茶のある暮らし/茶屋すずわ 渥美慶祐 -2ページ目

お茶のある暮らし/茶屋すずわ 渥美慶祐

静岡にあるお茶と暮らしの店、茶屋すずわ。
店主がどこかでしたお茶の時間について呟きます。

 

日本の『包む』という文化は700年代の奈良時代にはあったそうです。 

 

包むという字は子がお腹の中にいる母親の形からできたともいわれています。 

 

大切に包み贈り物にする。

 

おっさんがおっさんにもらう贈り物としては可愛すぎますが包むっていいですね。

 

春休みで暇をもてなす息子たち。

小さな頃は無限に感じるその時間が、有限でないことに気づく時がくるまで一緒に遊びましょう。

 

 

A「のんびりお茶ばかりしてないで勉強をしなさい」

B「どうして勉強をしないといけないの?」

A「勉強しないといい学校にいけないだろ」

B「どうしていい学校に行かないといけないの?」

A「いい学校に行かないと、いい仕事につけないだろ」

B「どうしていい仕事につかなきゃいけないの?」

A「いい仕事につけなきゃ、いい暮らしができないだろ」

B「いい暮らしって何?」

A「のんびりお茶を飲む暮らしだよ」

B「じゃあ、もういい暮らしをしてるじゃん」

 

こんな寓話を見て自分はまあまあ良い暮らしをしてるなと再発見。

ではでは皆様、本日も佳き一日を。

 

バレンタインになると毎年いうことがあります。

 

チョコに合うのはお茶!!

 

世界的なパテシエピエールマルコリーニも、全然有名じゃないうちの親父も言っています。

 

では本日はチョコとお茶で良い時間をお過ごしください。

 

焚火をする、蠟燭に火を灯す。

 

ただそれだけのことで癒される。

 

雨音が聞こえる日に茶香炉を灯すのが好き。

 

 

本日、お立ち寄りくださったお客様のセーター。

ただただ幸せになれる。

 

時代なのか、急須の取り扱いをさせていただいているとよく聞かれるのが、素材でも無く、形でも無く、茶漉しでも無く、急須の持ち方。 

 

手の大きさによって握りやすさなど人それぞれなので、持ち方もその都度変えるという方もいますが大体この3種だと思います。

 

ちなみに私は横手の急須は全て人差し指と中指で挟むスタイル。

手のひら全体で握り親指で蓋をおさえる。

このスタイルが一番多いような気がします。

手のひらで柄を握り、逆の手でそっと蓋をおさえる。

上品なスタイル。

人差し指と中指で柄を挟み、親指で蓋をおさえる。

柄が短い急須はこのスタイル。

 

ずっと見ていたい景色は斜陽産業といわれている。

 

自分の時間、家族の時間、モノとの付き合い方、豊かな暮らし。

 

そんなものと向き合う時間が長くなればきっと戻ってくると信じてる。

 

その前に自分の出来る事と、戻ってきた時に迎える準備をしておきます。

 

土から陶器へ。

 

葉から茶葉へ。

 

そのものがどうやってできているか。

 

その背景を知ることが、そのモノの本質的な価値を知ることだと思う。

 

 

 

 

 

急須作家山崎さおりさんから作品が届きました。



黒釉の風合いが経年した金属のようにも感じられる『黒釉炭化急須』


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丸いフォルムで柔らかい雰囲気の中にも力強さを感じられる『粉引炭化急須』



注ぎ口、蓋のつまみといった細部の意匠の拘りが詰まっている『宝瓶』。宝瓶は口も広く茶殻の処理も楽で使いやすいので、最近手に取ってくれる方が多いです。

手捻りで作られる『茶荷』はひとつひとつデザインも焼き色の表情も異なり、汎用性もあります。
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掌にピタっとおさまる『丸ゆのみ』は機能以上の楽しさを与えてくれます。
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機能と美しさを兼ね備えた急須、宝瓶、茶杯、湯呑、茶荷と届いておりますのでぜひご覧いただけたらと思います。