金目銀目は幸せを呼ぶ

金目銀目は幸せを呼ぶ

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 とらりんが、いなくなって少し経ったある日、里親保護団体の知人(らんちゃんを連れてきてくれた人)から電話があり、

 


『ねえ、ひとり、死んだんだって?さびしいよねえ、手が会いたよねえ。』


『ええっ?手が空いた?まあ、うん、さびしいけどねえ。命には必ず終わりがあるからねえ。』


『私ね、駅前公園で段ボールに入った子猫4匹ひろったのよお。全部真っ白なのよ。かわいいのよ。小さいから育てなきゃいけないのよ。ちょっと見に来てよ。』


『じゃあ、見に行くね』


 見に行くと、4匹のうち、1匹は貰い手が見つかったとかで、3匹の白猫がいます。貰い手の見つかった子は、青い目の子だったそうです。

 まだ、貰うとも、貰わないとも言ってないのですが、まるでもう、既に貰うと決まっているみたいで、

 

『女の子が良い?男の子?女の子は金目銀目よ。』


『うちにはお宅から貰った金目銀目が、もういるわよ』


『あら、そうだったわね、ならもう1匹。決まりね』


そこに、キジトラを、保護している人、が現れ、


『この子、拾って、本当は育てたいんですけど、うちは猫が絶対禁止の分譲マンションなんです。どなたか育ててくれませんか』


このキジトラを見た、うちの旦那さんたら


『こんなに小さい子、俺が育てないと。よし、連れて帰ろう


 こうして、キジトラを貰うことになったのですが、里親保護団体の知人たら、1匹も2匹も同じよお、とキジトラに金目銀目をくっつけて私たちに、寄越した訳でした。




とらちゃんが 逝った日は、お天気でした。
 その日は、午後に仕事が入っていなかった為、その日のうちに、火葬しました。
 もう、涙がぼろぼろ流れて、顔がぼろぼろになってしまいます。
 だんなは、たぶん、悲しくて、変なことでも言わないと、涙が出てしまいそうだったんでしょう。
 火葬場の係りの人に、もし、ペットで馬を飼っている人がいたら、ここで火葬できますか?などと、見当違いな質問をしていました。
 火葬場の人は、馬を飼っている人は見たことはない、と、答えてくれました。


 思い出すと、涙が出てしまい今でも、まだ顔がぼろぼろに、なってしまいます。

   


 もう、実は、だいぶ、経っているのですけどね。





 最近、もちろん、この曲は死別の曲では無いのですが、お天気が良い日に思い出します。




 コンナニ イイテンキニ キミニ サヨナラ

 
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 その瞬間、首が かたんと落ち、唇がさっと青白くなりました。いつ、心臓がとまったのかは、わからなかったけど、たぶん、その時だったんだと思っています。



 私は、ただ、見ていたんです。



 もうもどらない



 首がおちて、だらんとなり、

 おめめが 閉じないままだったので、このまま開いていたら可哀想だなと思い 私の手で閉じました。



 今までにも、何回も『ご臨終』の場面に立ち会ったことはあります。今までは、いつも、モニターを、見ていた。その人を、見ていなかった。

 だから、いつ心臓が止まったのかはわかっていたけれど、唇の色なんか見ていなかった。

  


 だから今回 初めて死に行く場面に立ち会ったのかもしれない。

色々 考えさせられました。






 繰り返しに なりますが、私は普段、魂とか、霊とかを、信じていませんでした。

 その日、ふと、酸素室を見ると、トラちゃんは、魂がぬけそうになっていました。

 


 30分前には、ちゃんと座っていたし、魂は、そこにあったんですが。



 そして、不思議なことに、私はその時、

  もうもどらない

 事が、なぜか、わかりました。



 ゆすったりもしないで、水のような気持ちで、トラちゃんを見ていました。



 手足は冷たく、脈も人間並みにゆっくりになっていました。



 目は開いていましたが、見えていないようでした。



 さっきまできちんと、座っていたのに、横向きに寝てしまいました。もう、首を挙げる力はありません。



 朝7時半頃、魂が抜け始め、8時半頃、呼吸が、変わりました。



 最期に、ひゃっくりのような呼吸を

『ひゃっ、ひゃっ』

と、数回繰り返して、

  


 首がかくんと落ち、唇がさあっと青くなりました。



 脈が無くなっていました、


  

 8時55分でした。

 在宅医療の講演会に行って来ました。

 現在、在宅医療に関する仕事をしているわけではありません。

 

 お世話になっている先生が、関係していたから、『お付き合いで』参加しました、それに参加費も500円で、手ごろでしたから。



 ご講演なさったのは、四国の某先生、この道では、高名な先生なんだそうです。もちろん。人の在宅医療の講演で、動物相手ではありません。



 私はこの分野は、あまり詳しくなくて、ご講演された先生の真意を、汲み取ることはできなかったかもしれません。



 私が、覚えてきたのは、


どうすれば最後まで食べられるのか?

 絶食にするのは簡単だけど、本人の食べたい気持ちを尊重し、できるだけ点滴しないで、本人に、口から食べてもらう。

 死ぬ一週間前からは、点滴しない。 

 終末期には、必要な水分は少ない。



ってことでした。



 人の話に、猫の話を重ねるのは、猫と人間を一緒にするなって、怒られそうなのを、敢えて重ねさせていただきます。

 私の頭の中はトラちゃんでいっぱいなのです。

 


 死ぬ直前は、無理やり、ご飯を食べさせたり、しない方がよいのかなあ。

 そうそう、我が家には、トラちゃん以外に、らんちゃんと、これから幸せを呼んでくる予定になっている金目銀目の白猫、普段は『白』と、呼んでいますが、『颯ちゃん』です、が、います。



 トラが倒れたばかりの頃は、2人とも(本当は2匹と、いうべきでしょうけど、私は普段、猫を1人2人と、数える癖があるので、お許し下さい)そうっと、トラを遠くから眺めていましたが、だんだん、人間たちが、具合の悪いトラにかかりきりなのが気に入らなくなってきたようでした。



 らんちゃんは、もともと甘えん坊なのが、よけいに甘えん坊になり、膝に上って下りません。ゆっくり時間がある時ならば、猫が膝に乗っているのは幸せな時間なのですが、忙しいときはちょっと困ります。特に、出勤前の朝食時なんかはね。

 『食べ終わったら、下りてくれないかしらね

なんて、言ってしまうと、らんちゃんは、言葉がわかるのか、気持ちがわかるのか。噛むんですよ。

 忙しくなくても、らんちゃんはとても太っているので重いんですよねえ。

 『重いから、膝が痛くなってきたよ』

なんて、言っても、噛まれてしまいます。悪口言われると、わかるんですよねえ。



 白は、元々が、トラとは大の仲良し、いつもトラちゃんと2人で丸まってくっついて寝ていたので、トラちゃんが酸素室に入ってしまってからは、本棚の影とか、箪笥の脇の隙間とか、見えない所に入り込んで隠れてしまい滅多に出てこなくなってしまいました。



 下の子が、生まれると 上の子が我が儘になったり 赤ちゃん返りしますよね。


 近所の高齢夫婦、おばあちゃんが脳梗塞で倒れ、要介護状態に、なってしまいました。今は、介護サービスを利用して2人暮らしです。最初のうちこそ、看病をがんばるおじいちゃんでしたが、だんだん、赤ちゃん返り?介護サービスの職員さんたちの興味を引こうと、袖を引っぱてみたり

『ここでお酒飲んじゃおう』

って、昼間から、おばあちゃんの体を拭いてもらってる横でウィスキー飲み始めちゃったり、まあ、かわいいのかもしれませんが。



 人間は、我が儘言うと叱られるなあ、なんて、考えるから、我慢したりもするけれど。猫はそうはいかない。

 もし、私の胸に水が溜まったら、抜いてもらいに病院に、連れて行ってもらいたい。

 うちの旦那さんの胸に水が溜まったら、病院に連れて行くだろう。




 動けなくなったら、きっと、おむつも履くんだろうな。



 

 食べられなくなったら、点滴を入れてもらうのかな。




 猫だって、人間だって、命ある者は、いつか、必ず、その終わりを迎える。

 


 別れは、つらい。



 

 なるだけ、引き延ばしたい。

 私は、魂とか、霊魂とか、そういうものを普段信じていたわけではないのですが、ふと、酸素室の中のトラリンを見たら、

 魂が、抜けそうになっていた

のでした。何だか生気が無かったんです。


 脈拍を、確認したところ、人間並みに、ゆっくりになっていて。

 普通、猫の脈は、人間より、速いのですが、この時は、60位でした。


 もう、びっくりして、反射的に、名前を大声で呼び、体をゆすってしまいました。


 そうしたら、なんだか、また、

魂がもどった

生気がもどって、脈もまた、猫並みにもどったのでした。


 うちの旦那さんが、

『何か食べさせないと元気がでないな』

と、無理やりですが、モンプチを、半分食べさせたら、何だか元気になったように、見えました。

 そんなわけで、酸素を吸わせながら、動物病院に、行って来ました。動物病院は、近いので、いつもは、歩きで通っていますが、今回は、酸素を吸わせながら行かないといけないので、旦那さんに運転してもらって、私が抱っこしてクルマで、行きました。

 もう全然動けないので、キャリーに入れたりせずに、タオルにくるんで抱っこしました。


 トラちゃんは、酸素スプレーを、かけると、とても嫌がり、顔をそむけます。


『もう、いい。充分だ』

と、言われているような、気がします。


 ただ、スプレーの、シューっていうのが、嫌いなだけかもしれないけれど。


 診察で、また胸に水が、かなり貯まっていて、抜いてもらいました。

 獣医さんから、

『心臓の動きが、かなり、悪くなっている。』

と、言われました。