我が家では日本語を中心に子育てしています。
息子と話す時、基本的に私は全て日本語です周りにはお父さんが英国人なら英語で子育て、というご夫婦が多いようです。私たち夫婦の考えとしては、お友達や周りの人と幼い頃からコミュニケーションを取れる子に育って欲しいので、まずは日本語からと考えています。ただ、主人が息子と二人で話す時は英会話になることも多いですから、自然とお母さんとお父さんが話す言葉は違うということは早くから気付いていたようです。
さて、ちょっと事情があってしばらく渡欧していました
1ヶ月の間に親戚や知人など毎日毎日たくさんの人に会いました。息子は現在1歳10ヶ月にしてかなりきちんとした文章で意思疎通ができるお喋り好きな男の子です。そんな彼ですから、会う人会う人に自分の気持ちを日本語で伝えようと試みていました。しかし、日本語でいくら話しても伝わらなくて、んんん何でかな
そんな場面でいつも、伝えようとしている単語を自分の知っている別の単語で言い換えていました。
鍋やフライパンに興味のある彼ですから、「なべ、なべ」→ 通じないぞ → これなら伝わるかな→ 「Frying pan」→ やった伝わった
こんな風に、伝わらなければ自分の知ってる別の単語を使ってみようと試みていました。今の時点ではおそらく日本語と英語を明確に理解している訳ではなく、単に物にはいくつかの違い呼び方があると理解しているようです。こうやって多言語を使い分けていくのでしょうね。
旅の後半にはすっかり英語生活に慣れ、たくさんの英単語表現を覚えました。だからと言って日本語を忘れた訳でもなく、私と話す時はしっかり日本語です。
そんなこんなで、最近ではちょっと返事が遅れると伝わらなかったと思って別の単語で言い換えてくれるようになりました。
「マミー(英語でMummy)」と呼ばれてすぐに返事しないと、「おかあちゃん」と呼ばれます 主人のことは、「おとーたん」と呼ぶのに、なぜだか私は「おかあちゃん」(笑)
これまでに息子が話した一番長い文章は、「おとーたんと いっしょに あかいバス のったね」けっこう複雑な文章だよね
バイリンガルへの道。
相手に伝えたいという気持ちがとても大切です赤ちゃんの時から無理に英語を学ばせなくてもいいんです。まずは日本語で、何を伝えたいのか、そしてどう表現したらいいのかをしっかりと教えてあげてください。
英語を学ぶ大人でも同じです。普段から日本語で自分の意見を詳しく相手に伝える練習をしてみてはいかがでしょうか伝えたい気持ちが大きくなったら自分の知ってる単語を使って伝えることがきっと出来るようになりますよ